昨年からJRAとの交流重賞となり、おそらく来年にはJpnIIIの格付けがつくのだろうが、JRA勢の重賞勝ち馬は昨年のこのレースを勝って連覇を狙うダイショウジェットのみ。見事にオープン特別かというメンバーが揃った。グレード別定だが、グレード勝ち馬がいないため、牡馬54キロ、牝馬52キロという軽い重量で争われる。登録のあったスーニが出ていれば60キロを背負うところだったのだが。
久々に52キロという軽量で出られるアースサウンドから。なぜか新潟ダートだけ激走することはもはや有名で、前走のBSN賞も僅差の3着。これはほんとうに新潟だけが得意なのだろうか。JRAではほかに東京と中京が左回りだが、アースサウンドはその2場で走った経験が少なく、前走中京のプロキオンSこそ惨敗しているものの、単に左回りが得意ということも考えられなくもない。ならば浦和でもという期待はできる。
地方勢もナイキマドリードが回避するなど、昨年よりもメンバーが落ちているだけに、ダイショウジェットは連覇も十分狙える。前が速くなって追い込むという展開次第の面があるので、レースがどう流れるか。アースサウンドとトーセンピングスあたりが前で競り合えば、さらにチャンスは大きい。
トーセンピングスは、同じ舞台のさきたま杯は4着だったが、セイクリムズンの2番手を追走して、直線半ばまではそのまま2着かという場面があった。今回はセイクリムズン級の馬がいないだけに、マイペースで先行できれば粘る場面も。
スエズは、前走ダートオープン阿蘇Sで2着。デュアルスウォードは、前走BSN賞こそやや離れた7着だったが、ダートオープンの京葉S勝ちという実績。ともにこのメンバーなら上位争いは可能。
シーアクロスは前々走の佐賀・サマーチャンピオンで4着。ときにダートグレードでも好走を見せる高知勢だけに、今回のオープン特別級のメンバーなら連下で狙っておもしろいかも。
JRAから転入初戦となるトーセンアレスは、前走オープンで好走しているが、距離経験がないので見送った。
◎09.アースサウンド
◯10.ダイショウジェット
▲04.トーセンピングス
△01.スエズ
△03.デュアルスウォード
△11.シーアクロス