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今週も展開重視でラスリーズ/トレセン発秘話

  • 2012年09月13日(木) 18時00分
「いい感じで先行できたのにな。後続馬のマークが厳しくて、最後に脚があがってしまったよ」

 中央残留をかけた“スーパー未勝利”が先週から開幕。その中のあるレース後、こうボヤいたのは馬券野郎が日頃から懇意にしている某調教師。他のレースもおしなべて各馬の動きが激しく、さながら“サバイバル合戦”の様相を呈していた。

「最後だからオーナーとしても悔いが残らないレースをしてほしいもの。そんな思惑が騎手に伝わって前がかりに。結果的に、ひと呼吸置いて仕掛けた馬に軍配が上がるって仕組みだな」

 前出の調教師が分析したように、積極的な競馬をした実績馬(=人気馬)は得てしてゴール前で失速。その一方で、前走とは一転して控える作戦に出た馬が見事に未勝利を脱出するシーンも。この傾向は、そうは簡単には変わるまい。今週も“展開重視”の姿勢で予想を組み立てるのが正解だ。

 中山の3日間開催で行われるスーパー未勝利6鞍で、最も堅いとみているのが月曜(17日)のダート1800メートル(牝)。ここに出走予定のラスリーズ(勢司)は今回初ダートとはいえ「走りからこなせそう」と北村宏が適性に及第点を与えており、ゲートの出が悪いため乱ペースに巻き込まれる危険性も低い。弱点が強みに転化してしまう、またとない機会にありつける。当然、馬券野郎は◎。他のスーパー未勝利もガンガン買ってガンガン儲け、3日間開催を乗り切る算段だ。
(美浦の馬券野郎・虎石晃)
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