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JBCレディスクラシック

  • 2012年11月04日(日) 18時00分
 ミラクルレジェンドによる連覇の可能性が高い。3か月ぶりの復帰戦となったレディスプレリュードは、まさに横綱相撲というレースぶりで完勝。ほかにクラーベセクレタ以外にダートグレード(交流重賞)勝ち馬がいないというメンバーで、そのクラーベセクレタが凡走したため当然ともいえる圧勝だった。牝馬同士のダートグレードでは8戦5勝2着1回3着2回と、ほぼ完ぺきな成績。ただその3着2回が川崎コースなのが気になるところ。とはいえ、昨年のエンプレス杯は半馬身+クビ差の接戦で展開のアヤもあった。前々走スパーキングレディーカップは、帝王賞から連闘の疲れと、敗因ははっきりしている。叩き2戦目で態勢は万全だろう。

 相手にはクィーンズバーン。芝路線からはアイムユアーズが出走予定だったが、回避してしまったのは残念。同じく芝路線から参戦のクィーンズバーンだが、新馬勝ちを含めデビューから3戦はダートを使われていた。芝でも1400〜マイルを中心に使われ、阪神牝馬S勝ちは当然能力上位。血統的にも父スペシャルウィーク、母父オジジアンだけにダートは合うはず。

 クラーベセクレタは、前走レディスプレリュードではミラクルレジェンドとの馬連複の組合せで1.4倍と期待されたものの6着惨敗。プラス15キロでデビュー以来の最高体重に加え、スタートで出負けして、最後の直線では勝負をあきらめていた。立て直して仕上がっていれば当然勝負になるが、一方で前走惨敗の反動も心配。

 アースサウンドは、前走オーバルスプリントでは、逃げ馬を積極的につかまえに行き、ゴール前ではギリギリ粘り込んだ。左回り専用の夏女。ここ1週間ほどで気温が急に下がっているうえに、久々のマイルがどうか。

 サトノジョリーは、関東オークスでアスカリーブルの2着。そのアスカリーブルは2日後のロジータ記念にまわり、今回は初めての古馬相手でどこまで。

 エーシンクールディは控える競馬ができるようになって粘りが出てきた。前走レディスプレリュードでは、プレシャスジェムズを先に行かせて2番手は作戦通りで、地方最先着の4着を確保。今回も同様に2番手から粘り込みを狙う。

◎ミラクルレジェンド
◯クィーンズバーン
▲クラーベセクレタ
△アースサウンド
△サトノジョリー
△エーシンクールディ

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1964年生まれ。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』解説。NAR公式サイト『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』等で記事を執筆。ドバイ、ブリーダーズC、シンガポール、香港などの国際レースにも毎年足を運ぶ。

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