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東スポ杯のレッドレイヴンに注目

  • 2012年11月08日(木) 18時00分
「東スポ杯っていつだっけ? 再来週かあ。それなら持ったままで勝たなくては。中1週、ましてや2歳馬では決して楽なローテではないからね」

 先週中の内田博である。何の話かというと、藤沢和厩舎の大物2歳レッドレイヴン(牡=父Smart Strike、母Wonder Again)だ。使う前から“百日草特別を勝って東スポ杯へ”は既定路線となっており、それを知った当の主戦がこぼしたのが冒頭の言葉だ。

 名手が不安視していたように、休み明けのレースで好走した馬が中1週で出走すると得てして凡走してしまうもの。これは昔から変わらぬ競走馬の摂理であり、「久々での激走は心身ともにこたえる。中1週は連闘以上に調整が難しい」と言う調教師も決して少なくない。

 その百日草特別。V2を決めたゴール前は確かに流した程度だったが、直線入り口から半ばまではしっかりと追っていた。レース後の内田博は「次走で気を抜かせないために」と悪癖回避の作法だと説明していたが、その真相(楽勝だったのか、全力疾走だったのか)が明らかになるのは次走の東スポ杯で、だ。

 先週のアルテミスSで馬券野郎が本命に推したテンシンランマンはまさにこういったケース(久々好走→中1週での重賞挑戦)での12着凡走だった。レッドレイヴンに関しても不吉なものを感じてやまないが万が一、超ハイレベル戦になりそうな東スポ杯で好走できればそれこそ大物。藤沢和厩舎悲願のダービー制覇も現実味を帯びてくる。
(美浦の馬券野郎・虎石晃)
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