スマートフォン版へ

コディーノ全弟、早くも兄以上の評価/トレセン発秘話

  • 2012年11月22日(木) 18時00分
「テキ(調教師)が言うにはコディーノ以上だってさ。すごい話だよね。よほど馬っぷりがいいんじゃないか」

 札幌2歳Sから2日後の美浦トレセンでのこと。馬券野郎が南スタンドで田面木と雑談していたら、そこへ満面の笑みを浮かべた横山典が現れた。

「おめでと。乗りやすいよね、あの馬」と田面木が言えば「桁違いに乗りやすい。ほんとにいい馬だ」と横山典。またがった人のみぞ知る極上の乗り味に、言葉少なめながらも2人はあらためて酔いしれていた。

 この会話中に飛び出したのが冒頭の話。コディーノの1つ下に全弟がいることは、熱烈な競馬ファンなら知っていることだろう。先週の東スポ杯も楽勝してGI制覇がグッと近づいてきた今、時期尚早ながらも、同じ血を引く弟にも注目が集まるのは自然の流れだ。

 オルフェーヴルのデビュー当時、全兄のGI・3勝馬ドリームジャーニーを軽々と超えてしまうとは当時、誰も想像すらしなかったはず。こんな信じられない話が現実にあったりするから競馬は面白い(というか、オーナーのサンデーレーシングがそれこそ桁違い。オルフェーヴル、ルーラーシップなど5頭出走のJCはワン・ツー・スリーもありそうな…)。

 目下、ノーザンファーム早来で育成されている「ハッピーパスの2011」は同時期の兄よりも20キロほど大きく、確かに大物の相が感じられる。馬券野郎の懐を温かくさせてくれたコディーノの快進撃を見守っていくと同時に、その全弟にも熱視線を注いでいくつもりである。
(美浦の馬券野郎・虎石晃)
東京スポーツ 今日の紙面
東京スポーツ 今日の紙面
海外通競馬ライターがジャパンカップ対談
・壇蜜衝撃告白“私を口説いた元政治家”
・MVP阿部 存在感で松井超えた
・維新の会候補の元アイドルは“年齢詐称”
・あゆ紅白は今年で見納めか

ブランケット版による大型紙面が大迫力となって読者の目を射る。夕刊時間帯による海外ゴルフ等の速報。未来の情報エリアをリードする総合スポーツ・レジャー紙は東京スポーツ、大阪スポーツ、中京スポーツ、九州スポーツの日本列島縦断の4社体制。特に東京、大阪、中京の3紙は、同時印刷を行っている。メイン紙面は東京制作であるが各紙各々地域に密着した紙面も制作している。九州のみ朝刊として発行、独特な紙面づくりを行っている。

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

2010年に創刊50周年を迎えた夕刊紙。競馬確定面「競馬トウスポ」(大阪スポーツは「競馬大スポ」、中京スポーツは「競馬中京スポ」)は便利な抜き取り16ページで、中身は東スポグループだからこその超充実ぶり。開催3場の全36レース(2場開催の場合は全24レース)の馬柱を完全掲載しています。

関東・舘林勲、大阪・松浪大樹の本紙予想のほか、記者による好評コラム(「一撃・山河浩、馬匠・渡辺薫など)、そして井崎脩五郎、爆笑問題の田中裕二、IK血統研など超豪華執筆陣の記事も読みごたえたっぷり。馬券作戦に役立つ情報が満載です。

関連サイト:競馬トウスポWeb

バックナンバー

新着コラム

アクセスランキング

注目数ランキング