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死語になった?“お手馬”/トレセン発秘話

  • 2012年11月29日(木) 18時00分
「最近の競馬シーンを見ていると、“お手馬”という言葉はすっかり死語になったようだね」

 火曜(27日)に南スタンド前でブラブラしていたら、雑談好きの某調教師につかまった。どうやら先週のジャパンC、今週のJCダートの乗り替わりに関する話のようだ。

「天皇賞・秋でエイシンフラッシュを勝たせた(ミルコ)デムーロはジャパンCに乗れないってことでルメールに白羽の矢が立ったわけだけど、結局デムーロが騎乗可能になったんならエイシンに乗るのが普通でしょ。なのにデムーロはダークシャドウに騎乗…。オーナーサイドは最も脈のある馬に最有力騎手を乗せる方針なんだろうね」

 ルメールに騎乗経験があったにせよ、常識的には前走でエイシンを勝利に導いたM・デムーロが最適任。が、それはひと昔前の感覚であり、システマチックでドライな現代では、もはや常識とは言わないのか…。

 テン乗りで結果を出すのが当たり前の時代。JCダートでもローマンレジェンドには騎乗停止になった岩田に替わり、M・デムーロが配された(これに伴い前走で騎乗したグレープブランデーはルメールに)。本来ならM・デムーロは当初の予定通りグレープに、ルメールをローマンに振り分けても良さそうなものだが、癖を知った騎手がベストという“お手馬”的な発想が人間の勝手な妄想?

 いや、ジャパンCでは“お手馬”たちのデッドヒートに府中が大いに沸いた。舞台が阪神に替わる今回、どんな結末が待ち受けているのか、今から楽しみでならない。

 ちなみに馬券野郎は即席コンビの1番人気馬には◎を打たないつもりである。
(美浦の馬券野郎・虎石晃)
東京スポーツ 今日の紙面
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