全日本2歳優駿も間違いないと思っていたケイアイレオーネの回避はなんとも残念。兵庫ジュニアグランプリで鞍上だった幸騎手がわりと早いうちから北海道2歳優駿を勝ったアルムダプタのほうの予定騎手として発表されていて、さて、ケイアイレオーネは誰が？　と思っていたところ、前々走で騎乗したムーア騎手が再びという報道が先週にあったばかり。フレグモーネなんでしょうか？　ネットで見かけただけで、正確じゃないかもしれない情報ですみません。

　そして中心にはサマリーズ。芝の新馬戦4着のあと、ダートで2連勝。前走ポインセチア賞は、直線、ダノンレジェンドと叩き合ってハナ差で勝利。3着馬に5馬身差をつけたレースはレベルが高かったと見る。

　アルムダプタはデビューからダートで2連勝。前走北海道2歳優駿は7番人気という伏兵扱いだったが、4コーナーで外に持ち出そうとしたところ行き場がなく、内に切り返してから抜け出し後続を突き放した。2戦ともに1800メートル戦だけに距離に対する不安はない。初めての小回りで左回りがどうかという不安はあるが、未知の魅力も大きい。

　アップトゥデイトは、2走前のヤマボウシ賞がマルヴァーンヒルズをアタマ差でしりぞけての2着。そのマルヴァーンヒルズは北海道2歳優駿で2番人気と期待されながら、かなり離されての2着だった。前走兵庫ジュニアグランプリは2着とはいえケイアイレオーネから5馬身離された。2戦の比較から、現時点で2歳ダートの頂点を狙うにはちょっと厳しいように思う。

　ドコフクカゼは、前走水の浮く不良馬場のもちの木賞をプラス10キロでレコード勝ち。成長の跡がうかがえる。

　アウトジェネラル、ジェネラルグラントは、今年の北海道2歳世代のトップを争い、メンバーが揃ったサンライズカップではそのとおり一騎打ちとなった。しかし人気になった北海道2歳優駿ではやや離されての4、5着。今回は、ともに船橋に移籍して臨む初戦。JRA勢相手に馬券圏内に食い込めるかどうか。

　南関東生え抜きでは、鎌倉記念から平和賞を連勝したインサイドザパークと、ハイセイコー記念を快勝したソルテが実績上位だが、インサイドザパークはもともと平和賞を目標としていてここを使うかは懐疑的だったこと、ソルテはハイセイコー記念のレベルに疑問があるため、ともに無印とした。

◎03.サマリーズ
○06.アルムダプタ
▲09.アップトゥデイト
△08.ドコフクカゼ
△10.アウトジェネラル
△05.ジェネラルグラント