ミラクルレジェンドが東海Sにまわった(6着)ため、交流重賞のタイトルがあるのはレッドクラウディアとハルサンサンの2頭のみと、やや手薄なメンバーとなった。それだけに、前走休み明けのクイーン賞を圧勝したレッドクラウディアにとっては負けられない一戦。大井コースで引き続き内田博幸騎手はアドバンテージ。賞金別定でプラス1キロのみの55キロなのも有利。
地方初遠征だが、メーデイアが怖い存在。前走準オープンの初夢Sは絶好の手ごたえで直線先頭だったが、うしろでぴたりとマークされたタカオノボルに交わされた。それでも牡馬相手でその内容ならむしろ評価できる。5歳だがまだこれが12戦目。3着を外したのがまだ2回だけと、まだまだ上積みの余地を残している。
プレシャスジェムズは近走着順的には苦戦が続いているが、それでもJBCレディスクラシックは見どころがあった。ミラクルレジェンドこそ圧勝だったが、クラーベセクレタ、サクラサクラサクラとの2着争いで接戦の4着。今回、ミラクルレジェンド、クラーベセクレタらがいないメンバーで、マイペースで先行できれば粘り込める場面は十分に考えられる。ただ別定重量がメンバー中唯一の56キロなのはマイナス要因。
エミーズパラダイスは、ロジータ記念こそアスカリーブルを振り切って強い勝ち方だったが、前走クイーン賞は見せ場なく10着。3歳春にマリーンC4着があったが、交流重賞ではまだちょっと荷が重いのかもしれない。
高知のアドマイヤインディは、クイーン賞では内々をうまく立ちまわって3着。その再現があるかどうか。
連覇を狙うハルサンサンは、休み明け3戦の内容が今ひとつ。昨年の再現まで望むのは厳しいか。
プリンセスキナウは前走が1000万特別勝ち。ミラクルレジェンド級がいれば連下も印上位の馬に絞る必要があるが、このメンバーで3連単の馬券を狙うなら、このあたりの条件クラスまで手を広げる必要がある。
◎レッドクラウディア
◯メーデイア
▲プレシャスジェムズ
△エミーズパラダイス
△アドマイヤインディ
△ハルサンサン
△プリンセスキナウ