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アフォードが見せた“離れワザ”/トレセン発秘話

  • 2013年01月24日(木) 18時00分
「中山の短い直線で不利を受けてから挽回するのは普通は無理だし、スムーズだったら間違いなく接戦に持ち込めていたはず。せめて審議ランプぐらいはレース直後についても良かったのでは」

 先週の美浦トレセンは大雪、そして今週はアメリカJCCの件(1着ダノンバラードが2着トランスワープの進路を妨害)が大いに話題になった。多くの関係者は冒頭の村田のような見解。“やったもん勝ち”の雰囲気をあらためて作り出してしまったような気がしてならない。

 馬券野郎はモタれ癖を矯正できなかったベリーの不手際な騎乗にあきれると同時に、現代競馬は「一瞬の脚がある馬が一番強い」との認識が強まった。言い方は悪いが、他馬よりも速い脚がなければ他馬の進路を妨害できない。強いダノンバラードに重い印を付けられなかった当方は“不手際な予想”をしてしまった。

 今週こそは心を震わせる?予想をしたい。シルクロードSは前出・村田が「勝っちゃうんじゃない」と色気を見せているアフォードに◎を打つつもりだ。昨秋のみちのくS(1600万下)は3角での致命的な不利を克服して差し切り勝ち。あの“音速の脚”は重賞級と呼べるものだ。

「以前は輸送後にイレ込みまくっていたようだが、心身ともに大人になった今なら大丈夫のはず。ここを決めてGIへ胸を張って向かいたい」とイッセイ。実績馬はハンデを背負わされるだけに付け入る隙は十分にある。週末までアフォードの名は忘れずに。
(美浦の馬券野郎・虎石晃)

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