スマートフォン版へ

この時期の“混乱新馬”はドル箱/トレセン発秘話

  • 2013年01月31日(木) 18時00分
「登録馬の半分以上も除外されてしまう鞍が出てきてもう大変。除外を考慮して来週も同じような条件の鞍を空けておきたいけど、そうは問屋が卸さない。この時期は依頼がひっきりなしだし、あまり先のことを考え過ぎると逆に乗り鞍が減ってしまうことにもなる」

 新馬戦の出馬ラッシュに、こんなボヤキを発していたのは騎手エージェントのM氏。厩舎サイドとしても思惑通りの仕上げで期待馬をデビューさせられないのは痛恨の極みであり、主催者にとっても魅力あるレースになりづらい(=馬券の売り上げが期待しにくい)事態はなるべく避けたい。

 新馬戦最終期の2〜3月に出馬ラッシュが勃発するのはもはや毎年の恒例だけに何らかの対策を講じるべきなのだが、情報力がモノをいう“混乱新馬”は馬券野郎の得意分野でもある。

 今週の激アツ馬は土曜の東京芝2000メートルを予定しているレッドカチューシャ(牝=父ディープインパクト、母デルモニコキャット・矢作)だ。

「先週は急きょ、依頼を受けたロジプリンセス(東京芝1800メートル)が快勝したわけだけど。この馬が除外されることも考慮して今週の2000メートルも空けておいたらカチューシャに乗れることに。ツキがありますよね」とは三浦のエージェントT氏。血統的に筋が通っており、栗東坂路で上々の時計を出しているのだから新馬Vが濃厚だ。

「人と馬との織り成すドラマ」と言われる競馬は“巡り合わせ”こそが何より大事。この時期だからこそ人馬の機微もより味わい深くなる? 厩舎ランキングや追い切り時計などといった数字に表れる面だけでなく、“巡り合わせの過程”に目を配りつつ、的確な印を打っていきたい。
(美浦の馬券野郎・虎石晃)

今日の東京スポーツ一面

今日の東京スポーツ一面

東京スポーツ 今日の紙面
女子柔道パワハラ 松本薫と園田監督の気になる関係
・阪神・藤浪の応援歌を大物ミュージシャンが作曲
・高木監督の助っ人ヨイショはいつまで続く?
・剛力彩芽セクシー路線転換の裏にアノ女の存在
・2・6ラトビア戦エース本田の復権なるか
・<中央競馬>日曜京都・GIIIきさらぎ賞/バージョンUP作戦/日曜東京・GIII東京新聞杯/POG3歳馬情報/アンカツ引退会見/エビショウの“独舌”講座

ブランケット版による大型紙面が大迫力となって読者の目を射る。夕刊時間帯による海外ゴルフ等の速報。未来の情報エリアをリードする総合スポーツ・レジャー紙は東京スポーツ、大阪スポーツ、中京スポーツ、九州スポーツの日本列島縦断の4社体制。特に東京、大阪、中京の3紙は、同時印刷を行っている。メイン紙面は東京制作であるが各紙各々地域に密着した紙面も制作している。九州のみ朝刊として発行、独特な紙面づくりを行っている。

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

2010年に創刊50周年を迎えた夕刊紙。競馬確定面「競馬トウスポ」(大阪スポーツは「競馬大スポ」、中京スポーツは「競馬中京スポ」)は便利な抜き取り16ページで、中身は東スポグループだからこその超充実ぶり。開催3場の全36レース(2場開催の場合は全24レース)の馬柱を完全掲載しています。

関東・舘林勲、大阪・松浪大樹の本紙予想のほか、記者による好評コラム(「一撃・山河浩、馬匠・渡辺薫など)、そして井崎脩五郎、爆笑問題の田中裕二、IK血統研など超豪華執筆陣の記事も読みごたえたっぷり。馬券作戦に役立つ情報が満載です。

関連サイト:競馬トウスポWeb

バックナンバー

新着コラム

アクセスランキング

注目数ランキング