3つの競馬場で同時開催される時は2場開催時よりも1場あたりの騎手の人数は当然減る。騎手、とくに中堅以下にとっては馬の質が向上する可能性があるわけだが、その一方で騎手の確保に苦労する厩舎が増えるのも自然な流れ。平均して3場に振り分けられるわけではないので、極端に騎手が少ない開催場が出現するからだ。
とくに函館開幕以降、関東圏では騎手の数が極端に減り、厩舎及び騎手エージェントらの週中は慌ただしいものに…。ラジオNIKKEI賞にしても何週も前から“騎手争奪戦”が始まり、二転三転の末に鞍上が決定した馬は1頭や2頭ではない。馬券を買う側としては用意周到に事が運んだ厩舎の馬を狙いたいものだ。
「シャイニープリンスはかなり前に関西から和田を連れてくることを決めていた。当のジョッキーも“1800メートルまでなら持つ”と色気たっぷりだったぞ」とささやいてきたのは北スタンドに生息する敏腕エージェントT氏。確かにNHKマイルC(0秒3差6着)は出遅れなければ勝ち負けしていても不思議なかった内容だけに要注意の1頭だ。
その他、前走から引き続き騎乗する形となる池添=アドマイヤドバイ、戸崎圭=インプロヴァイズ、大野=ナンシーシャインあたりは絶対に印を回さなければなるまい。
馬券野郎が一番強いと思っている内田博=ガイヤースヴェルトは別にして、即席コンビとなる蛯名=サンブルエミューズ、松岡=シンネン、田辺=フラムドグロワール、田中勝=ミエノワンダーは少々、評価を落とすつもりだ。
(美浦の馬券野郎・虎石晃)
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