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夏バテ馬探すより能力至上主義/トレセン発秘話

  • 2013年07月11日(木) 20時00分
 前回の当コラムで「先週の競馬で夏バテの兆候を見せている=目の周りが黒くなっている馬が勝ってしまった」と坂路野郎が記していた。夏バテ状態でも能力が高ければ勝つことはあるし、見た目の印象が悪くても実際はあまり悪くなかった…なんてことも当然あり得る。

 なかなかどうして競馬は難しい−。それは馬券野郎も同意見。というのも、先週の競馬で坂路野郎と同じことを試みたから。そう、「人気を集めている夏バテ馬を見つけ出し、それを消して穴馬券をゲットする」だ。結果は言わずもがな、大失敗である。

「トラはやはり、おバカさんだな。気温が一気に高くなったのは先週末からだろうが。すぐには夏バテなんてこないもの。これは生き物の摂理。体力が落ちてきてグッタリとした馬が現れ始めるのは2〜3週後ってとこ」

 ベテラン伊藤正徳調教師の“金言”である。人間の世界も気温の上昇とともに熱中症こそ続出するが、一般的に夏バテが生じる=自律神経のバランスが乱れるのは1日、2日程度のストレスではない。つまり夏バテ馬の続出も、早くても今週からの懸念事案だったということか。

 それに加えて、昨夏の新潟で悟ったことだが、最近は馬運車や馬房が快適になったおかげで以前よりも夏バテ馬がかなり減ってきた。オープンならいざ知らず、下級条件では使い詰めでも好結果を出してしまうケースは多々ある。

 サラブレッドの世界も一段と勝ち組と負け組の差が広がり始めている。福島競馬は不確定要素満載だが、長い目で見ればやはり、能力至上主義で予想をするのが正解だと思う。
(美浦の馬券野郎・虎石晃)

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