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【キシュトーーク!特別企画】高倉稜騎手がさまざまな馬具を解説!(3)

  • 2013年08月21日(水) 18時00分
高倉騎手の密着レポート第3弾。木曜日の午後の仕事は、自分の乗り馬がプリントされた書類をJRAの事務所へ取りにいくところからスタートします。その後、再び所属である崎山厩舎へ。第3弾では、スタッフの方々にもご協力いただき、高倉騎手が厩舎にあるさまざまな馬具を解説してくれました。
(取材・文/不破由妃子)

事務所へ入る高倉騎手

事務所へ入る高倉騎手

pm15:00【出馬確定、JRA事務所へ】

 木曜日の午後3時に出馬が確定。各厩舎スタッフやジョッキーは、それがプリントされた書類をトレセン前のJRA事務所に取りにくる。とはいえ、ジョッキー自ら取りにくるケースはあまり多くないとか。高倉騎手いわく「僕の場合は、もう習慣になってしまっているので、自分で取りに来ないと気持ち悪いんです」とのこと。

JRA事務所前で松山騎手と遭遇

JRA事務所前で松山騎手と遭遇。「早く(確定した乗り馬を)知りたいので、僕も自分で取りに来ます」(by松山)。



崎山厩舎

崎山厩舎

pm15:30【所属の崎山厩舎へ】


厩舎前を黙々とハロー掛けする義英真(よしえいしん)クン

厩舎前を黙々とハロー掛けする義英真(よしえいしん)クン。来年3月、崎山厩舎からデビュー予定です!



義英真クン「高倉先輩のような巧いジョッキーになりたいです」

義クンとパチリ。「みなさんすごく優しくて、いろいろ教えていただいてます。高倉先輩のような巧いジョッキーになりたいです」。義クン、キンチョーしてますね!



馬をチェックしている高倉騎手

馬をチェックしている高倉騎手



「とくに、鼻出血していないかどうかを入念に見ます」(by高倉)

「脚元も見ますけど、朝の調教で速いところをやった馬はとくに、鼻出血していないかどうかを入念に見ます」(by高倉)



【密着レポート番外編・高倉騎手が馬具を解説!】

これはハートバミといいます

「これはハートバミといいます。レースには関係ないんですけど、厩務員さんがパドックで馬を引くときに付けるハミです」



これはリップチェーンです。

「これはリップチェーンです。ハートバミよりも効力がキツイものです。うるさい馬にはこちらを使います」



これはノーマルのハミです

「これはノーマルのハミです。なかでもちょっと細めのタイプですね。太さもいろいろあります。調教からレースまで、どのハミを付けるかは、僕たちの意見なども取り入れながら、基本的に厩務員さんが判断されます。厩務員さんのこだわりが反映されるところですね」



これはエッグバミです

「これはエッグバミです。太いぶん、口元に優しいタイプです」



これはリングバミです

「これはリングバミです。モタれる馬には効きますが、個人的にリングはあまり好きではありません」



みなさんお馴染みのメンコです。被りましょうか(笑)

「みなさんお馴染みのメンコです。被りましょうか(笑)? メンコを着けても100%音が遮断されるわけではありませんが、なかには着けた瞬間、おとなしくなる馬もいますよ」



シャドーロールです

「周りを気にする馬に着けると、シャドーロールを気にしてキョロキョロしなくなるんですよね」



これはパシュファイヤーです

「これはパシュファイヤーです。効力は…正直、よくわからないです(苦笑)。イレ込みの激しい馬に着ける馬具で、そういう馬は最初から着けているので」



お馴染みのブリンカーです

「お馴染みのブリンカーです。これはまだ浅いタイプですね。これの倍近い深さの物もあります」



pm17:00【仕事を終え、独身寮へ】

 本日の仕事はこれにて終了。この後、調整ルームでストレッチなどをすることもあるというが、この日はそのまま独身寮へ。高倉騎手にはもう少々お付き合いいただき、寮のインタビュールームにて、春の反省点や秋への抱負をインタビュー。その模様は、次回たっぷりとお届けします!

ケガから復帰したばかりの藤懸騎手と遭遇

寮に戻ったところで、ケガから復帰したばかりの藤懸騎手と遭遇。


藤懸 (満面の笑みで)高倉先輩にはいつも仲良くしていただいてます! 

高倉 そうだっけ(笑)? 

【次回のキシュトーーク! は?】
高倉騎手の密着取材の最後は、春の回顧&秋への抱負をテーマにしたインタビュー。「夢のようだった」と振り返るカポーティスターでの日経新春杯制覇や、デビュー年以来となる小倉滞在、そして、ジョッキーとしての目標まで、さまざまな話題を通して、高倉騎手の素顔に迫ります。

元祖「キシュトーーク」のレギュラー陣、国分恭介、国分優作、松山弘平、川須栄彦、高倉稜を中心に、栗東・美浦・地方からも幅広く、これからの競馬界を担うU25の若手ジョッキーたちが登場します!

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