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レディスプレリュード

  • 2013年10月02日(水) 18時00分
 メーデイアはダートグレード3連勝中で圧倒的人気は間違いない。勝負付けの済んだ相手か、明らかな格下というメンバーで、コースも経験済み、ナイターも川崎で経験済みと、死角は見当たらない。もし負けることがあれば、何かで体調を崩したとか、競馬だから何があるかわからないとか、そういうレベルだろう。

 相手のレッドクラウディアも堅い(?)2番人気になりそう。牝馬限定のダートグレードでは常に上位争い。とはいえ今回のメンバーでは、メーデイア以外にもクラーベセクレタやアクティビューティに先着されたことがある。馬券的に妙味があるのは、このレッドクラウディアが崩れたときだろうか。

 地方競馬ファンとすれば、ダートグレード勝ちのあるクラーベセクレタやアスカリーブルにもっと活躍してほしいところだが、ともに1年以上勝ち星から遠ざかっているという状態。とはいえクラーベセクレタは、昨年のJBCレディスクラシックでは女王ミラクルレジェンドに1馬身半差の2着と実力は確か。前走スパーキングレディーCはまったく走る気を見せずに最下位。3カ月の間隔を明けて立て直していれば。

 アムールポエジーは、未勝利から関東オークスまで3連勝。気性的に力を発揮できず、初勝利まで時間がかかったようだ。関東オークスを勝ったあとでも、関係者によると、まだまだ実力がどのあたりにあるのかわからないといった状態だそうで、前走レパードSはスタートで躓いたことなどもあって勝負にはならなかったが、ひと夏を越しての成長があれば2着はあってもおかしくない。

 アクティビューティは、TCK女王盃での2着は、真っ向勝負に行ってバテたレッドクラウディアを交わしてというもの。7カ月ぶりだった前走エルムSはプラス22キロの太め残りで、そこを叩いて変わり身があれば連下争いも。

 セイカフォルトゥナは格付けは準オープンだが、牝馬限定のダートグレードでは、上位の何頭かがくずれれば、そのクラスの馬でも馬券にからむチャンスは出てくる。

 シャイニングサヤカは、中央では500万条件での2着が最高という成績だが、前々走ノースクイーンCではタイム差なしの3着、前走ビューチフル・ドリーマーCではアスカリーブルを振り切ってレコード勝ちで、ノースクイーンCで先着されたクラキンコ、ショウリダバンザイもまとめて負かした。ここに来ての充実ぶりには目を見張るものがある。単騎でマイペースの逃げに持ち込めば、粘って3着はあるかもしれない。

◎メーデイア
◯レッドクラウディア
▲クラーベセクレタ
△アムールポエジー
△アクティビューティ
△セイカフォルトゥナ
△シャイニングサヤカ

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1964年生まれ。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』解説。NAR公式サイト『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』等で記事を執筆。ドバイ、ブリーダーズC、シンガポール、香港などの国際レースにも毎年足を運ぶ。

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