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エーデルワイス賞

  • 2013年10月09日(水) 18時00分
 フクノドリームは、芝でもダートでも圧巻のスピードを見せている。デビュー戦こそダッシュがつかず後方からとなったが、それでも直線目の覚めるような脚で追い込んで2着。そして2戦目のダート戦、続く前走芝のすずらん賞は、ともにスピードの違いで先頭に立つと、後続をまったく寄せつけずというレースぶり。父のヨハネスブルグは今年の新種牡馬としてすでに中央で産駒が大活躍。10月5日のデイリー杯2歳Sをレコード勝ちしたホウライアキコはデビューから3連勝。芝でもダートでも、中央でも地方でも、さまざまな条件から活躍馬が出ている。

 ノットオーソリティはデビューから3連勝。出世レースとして知られる栄冠賞を勝って、1700mのフローラルCも制した。こちらは昨年あたりから地方で大活躍のスウェプトオーヴァーボード産駒。おそらくダートでこそという馬で、まだ底を見せていない。

 1000mの重賞リリーCもレベルの高かったレース。好タイムで圧勝したクリノエリザベスが出ていればここでも人気の中心になったはずだが、残念ながら戦線離脱。4馬身離されての2着とはいえ、ビービーキャンディも短距離なら相当なスピードがありそう。

 カクシアジはそのリリーCでビービーキャンディにハナ差3着。その後遠征した園田プリンセスCを勝った。とはいえまだまだレースに集中していない感じで、素質は相当なものがありそう。

 フローラルCで2着だったダブルハッピーは、デビュー戦の4着以降は5戦連続連対中と、距離や相手に関係なく好走している。

 フローラルCで3着のクライリングは、この距離よりむしろ中距離以上でという気がするのだがどうだろう。

 フェニックス賞を逃げ切ったクーファナインは、ここまで芝1200m戦のみを3戦。芝の快速馬という感じで、門別のダートでもそのスピードを発揮できるかどうか。

◎フクノドリーム
◯ノットオーソリティ
▲ビービーキャンディ
△カクシアジ
△ダブルハッピー
△クライリング
△クーファナイン

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1964年生まれ。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』解説。NAR公式サイト『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』等で記事を執筆。ドバイ、ブリーダーズC、シンガポール、香港などの国際レースにも毎年足を運ぶ。

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