JBCレディスクラシックを2連覇したミラクルレジェンドが引退し、年初あたりにはダート牝馬路線は混戦かと思われていた。しかしいきなりメーデイアというとんでもなく強い馬が現れた。芝GIでの惨敗はあったが、ダートに限れば4戦全勝。2着との着差はそれほどでもないレースもあったが、いずれも危なげのない勝ち方だった。よほど重箱の隅をつつくでもない限り死角は見当たらない。
クラーベセクレタは、前々走のスパーキングレディーCはまったくレースにならず最下位だったが、前走レディスプレリュードで2着争いにからむ4着と復活の手応えを見せた。川島正行調教師には、一度落ち込んだ馬を見事に復活させる手腕を厩舎を開業したころから何度も見せられてきた。今回のクラーベセクレタはそれがあるかもしれない。
サマリーズは、スパーキングレディーCでメーデイアに1馬身差の2着。マイペースの逃げに持ち込んで粘りを見せた。ただそのときは52キロだったのが今回は54キロ、古馬と1キロ差になってどうか。
キモンレッドは準オープンで頭打ちかと思われたが、前々走を10番人気で制し、続く前走のオープン特別も3着と好走した。いきなりメーデイアを負かすまでは厳しいだろうが、そのほかの馬となら格付け的にも勝負になるはず。
アクティビューティは、TCK女王盃、レディスプレリュードでメーデイアの2着。いずれもメーデイアと真っ向勝負というわけではないので、今回も着狙いに徹すれば2着3着は十分にある。
ハードデイズナイトが牝馬同士のこちらに挑戦。東京盃は直線で沈んだが、タイセイレジェンドに勝負を挑んでのもの。そこで厳しいレースを経験したぶん、牝馬同士で流れが落ち着くであろうこの距離ならあっと言わせる場面もあるかもしれない。
トシキャンディは、昨年7月のプロキオンSでレコード勝ちがあったが、それ以降はさっぱり。プロキオンSのときも人気薄だっただけに、何かきっかけがあれば怖い存在。
◎メーデイア
◯クラーベセクレタ
▲サマリーズ
△キモンレッド
△アクティビューティ
△ハードデイズナイト
△トシキャンディ