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松山弘平騎手と川須栄彦騎手の『栗東トレセン案内&厩舎探訪』第2回

  • 2013年12月11日(水) 18時00分
今月のキシュトーーク! は、松山弘平騎手と川須栄彦騎手による『栗東トレセン案内&厩舎探訪』。トレセン内の施設や設備を紹介すると同時に、それぞれに懇意にしている厩舎にお邪魔し、いつも頑張ってくれているお馬さんたちに会いに行きます。第2回目となる今回は、タイタニックと相撲を披露(?)したのち、いざ加用厩舎へ。楽しみな2歳馬たちを紹介してくれました。
(取材・文/不破由妃子)


プールを出たところで…突然、タイタニック!

タイタニック

しんどそうな松山くんに対して、川須くんは恍惚の表情(笑)。ところで、彼らが登ったこのコンクリートの台はなに!?



コンクリート台



松山 これは馬運車を止めるところです。怖がってなかなか馬運車に乗ってくれない馬もいるんですよ。だから、この高くなったところに馬運車の後ろを付けて、地面を平にしてあげることで、スムーズに乗ってくれるんです。これはトレセン内のいろいろなところにあります。

屋根付きの小さな砂場が

その奥には、屋根付きの小さな砂場が…。



松山 ここは馬の砂浴び場です。砂の上でゴロンゴロン転がるんです。皮膚についた汚れや虫を落とす行為だと言われていますが、単純に気持ちいいんでしょうね。

川須 へぇ〜、これって砂浴び場なんだ。知らなかった(苦笑)。やってみましょか?

──あ、けっこうです…。

相撲を取る二人

おもむろに砂浴び場に入っていくと、相撲を取り始めたふたり。この直後、転がされた川須くんは、本当に“砂浴び”をするハメに(笑)。



加用厩舎に到着!
加用厩舎に到着

調教を終え、のんびりとくつろぐお馬さんたちに会いにきました!



エゴイスト

エゴイスト



松山 この馬はエゴイスト(牝2・未勝利)です。デビュー前、毎日僕が調教に乗ってました。追い切りも何回もしました。でも、新馬戦のジョッキーは岩田さんでした(涙)。

ドリームバレンチノを担当する牧野助手と

ドリームバレンチノを担当する牧野助手と。



ドリームバレンチノの馬房

ドリームバレンチノの馬房。「放牧に出ちゃったみたいですね。今日、会えると思ってたんだけどなぁ。乗り替わりになってしまったのは残念ですけど、この馬には本当にいろんなことを教えてもらいました」(松山)。



フェイブルネージュ

10月27日の未勝利戦で、初勝利を挙げたフェイブルネージュ(牝2)。※鞍上は中井騎手。



「むっちゃかわいい顔してる!」(川須)

「むっちゃかわいい顔してる!」(川須)



アズマシャトル

松山騎手の手綱で11月9日の新馬戦(京都芝1600m)を勝利し、11月30日の千両賞(阪神芝1600m)でも2着と健闘したアズマシャトル(牡2)。



松山 この馬、すごくおとなしいんですよ。僕の新しい相棒! めっちゃかわいい(笑)。新馬の勝ちっぷりがすごく良かったですからね。上のクラスにいってどれだけやれるか楽しみです。

川須 もちろん普段はアズマックスって呼んでるんですよね?

松山 なんでやねん。

シャンパーニュ

松山騎手の手綱で9月1日の新馬戦(小倉芝1800m)に勝ち、その後も野路菊S5着、萩S4着、京都2歳S5着と、オープンで健闘中のシャンパーニュ(牡2)。洗い場でお手入れ中にパチリ。



松山 この馬で新馬を勝った日は、本当にシャンパンを飲みました! 頑張ってくれていますが、もうちょっと行き脚がつくようになればさらにやれると思います。

【次回のキシュトーーク! は?】
次回の訪問先は、小崎厩舎と池添厩舎です。川須騎手とのコンビで福島2歳Sを勝ったエルカミーノレアル(小崎)や、ふたりとも勝利実績のあるネオザウイナー(小崎)、松山騎手が「この子は走りますよ!」と期待するアサカファルコン(池添)などなど、思い入れの深い馬たちがたくさん登場します!

元祖「キシュトーーク」のレギュラー陣、国分恭介、国分優作、松山弘平、川須栄彦、高倉稜を中心に、栗東・美浦・地方からも幅広く、これからの競馬界を担うU25の若手ジョッキーたちが登場します!

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