今回の訪問先は、小崎厩舎と池添厩舎です。川須騎手とのコンビで福島2歳Sを勝ったエルカミーノレアル(小崎)や、ふたりとも勝利実績のあるネオザウイナー(小崎)、松山騎手が「この子は走りますよ!」と期待するアサカファルコン(池添)などなど、思い入れたっぷりの馬たちを突撃訪問!
(取材・文/不破由妃子)
小崎厩舎に到着!
500万を川須騎手で、1000万を松山騎手で勝ち上がったネオザウイナー(牡5・1600万)。
松山 準オープンで頑張っているネオザウイナーです!
川須 僕は去年の1月に小倉の500万を勝たせてもらいました。
松山 僕は3月の中京で1000万を勝って、そのあとも乗せてもらってるんだけど、春から夏にかけて3戦連続3着…。好走はしてるんだけど勝ち切れず。
川須 ゴール前で、もうワンパンチほしいところですよね。
川須騎手で福島2歳Sを制したエルカミーノレアル(牡2・オープン)。「レースでは叩いちゃってゴメンね…。一緒に朝日杯に行こう!」。※朝日杯は15着でした…。
川須騎手で福島の相馬特別を勝ったマカハ(牡4・1000万)。
川須 僕と武豊さんで2連勝した馬です。レースではブリンカーを着けているからわからなかったけど、こんな顔してたんだ。かわいい!
松山 とかいいつつ、川須、なんか腰が引けてない(笑)?
川須 僕ね、いまだに馬が怖いんです…(苦笑)。でも、この子はいいヤツです。最後まで集中して走れれば、上のクラスでもやれると思いますよ(その後、シュタルケ騎手騎乗でゴールデンサドルTを3着)。
松山騎手の元所属先である池添厩舎へ!
池添厩舎の大仲には、きちんと手入れされた水槽が。「いつも水槽を眺めて癒されてます」(松山)。
松山 池添厩舎にくると、やっぱり落ち着く〜。
──フリーになってからも、毎日きてるんですよね?
松山 はい。朝はまず池添厩舎にきます。掃き掃除をしたりして、やっていることは所属時代とまったく変わらないです。調教の後はここ(大仲)にきて、スタッフの方たちとおしゃべりしてます。その時間がすごく好きなんですよね。
川須 そういうの、いいですよね。僕はそういう厩舎がないからうらやましい。
ダンツトゥルース(牡2・未勝利)。池添厩舎きってのイケメン、領田(りょうでん)助手と。
領田 うちで顔が一番かわいいのはこの子です。ジャニーズ系でしょ?
松山 目がかわいいですよね。でも、耳、絞ってません?
領田 俺、嫌われてるから(笑)。
ふたりとも勝ち星のあるトップオブカハラ(牡6・1000万)。
松山 この馬はすごくおとなしくて、性格がいいんです。
川須 レースでも乗りやすいですよね。僕が勝ったときは、5馬身ぶっちぎってくれました(2011年4月23日・新潟9R・4歳上500万下)。
松山 1000万でももうちょっとなんだけどなぁ。
川須 頑張ってますよね。展開ひとつだと思います。
池添厩舎期待の1頭、アサカファルコン(牡2・未勝利)。
松山 来週の阪神でデビューします(※結果は4着)。男前でしょ?この馬は走ると思いますよ。
川須 こうやってじっくり見ると、馬って1頭1頭、本当に顔が違いますよね。僕ね、顔を見ただけで走るか走らないかわかるんですよ。この馬は走る顔です!
松山 川須がいうと、インチキ臭いんだよな…。
タマモライト(牡2・未勝利)。池添騎手が騎乗して、2着→3着→2着。初勝利まであと一歩!
スタンドに戻る途中、グリーンチャンネルの収録に遭遇(トレセンまるごと情報局)。MCを務めるお兄ちゃん(ビタミンS)にお願いされて、急きょ飛び入り参加することに。ふたりともノリノリです(笑)。
【次回のキシュトーーク! は?】
松山騎手と川須騎手の『トレセン案内&厩舎訪問』も、いよいよ最終回。最後はスタンドに戻ってのトークで締めくくります。トレセンの常識非常識、トレセンあるあるなど、ふたりのノリノリトークをお楽しみに!