仕切り直しも、前走と同舞台で必勝を期すイスラボニータが登場!! 共同通信杯(GIII)
先週の雪による中止で仕切り直しの一戦。同舞台で行われた東京スポーツ杯2歳Sを制したイスラボニータが登場。プレイアンドリアルなどがいた前走に比べるとメンバー的に落ちるし、ここはクラシックに向けて弾みをつけたい一戦。その他にもここで賞金を加算しておきたい素質馬が多数エントリー。出走を予定している主な有力馬は以下の通り。
イスラボニータ(牡3、美浦・栗田博憲厩舎)は新潟2歳Sでハープスターの鬼脚に屈するも、そこからいちょうS、東京スポーツ杯2歳Sと連勝。特に前走の東京スポーツ杯2歳Sではプレイアンドリアルなどの素質馬を下しての勝利で価値は高い。同舞台で前走よりもメンバーが落ちそうなここは負けられないところだろう。
サトノアラジン(牡3、栗東・池江泰寿厩舎)は新馬戦のインパクトを考えるとその後が物足りないが、一戦ごとに内容は良化している。広いコースが合うタイプで、ここは初重賞制覇の期待が掛かる。
その他、重賞メンバーでも大崩れしないピオネロ(牡3、栗東・松永幹夫厩舎)、前走は取りこぼしたが広いコースでの巻き返しが期待されるガリバルディ(牡3、栗東・藤原英昭厩舎)、前走はサトノロブロイを差し切ることができなかったが前々走の圧勝を見直したいハギノハイブリッド(牡3、栗東・松田国英厩舎)なども出走予定。発走は15時45分。
【データ分析/過去10年】
人気…1番人気馬が連対率60%、2番人気馬も50%と安定。単勝の平均配当は590円、馬連で1970円となっている。
キャリア…キャリア3戦が連対率21%、4戦と5戦が29%とキャリア3〜5戦の成績が際立っている。軸はここからか。
※陣営コメントと一週前調教診断は先週時点でのものとなります。
◆イスラボニータ
・一週前調教診断/井内利彰
デビュー時は坂路馬場での追い切りだけだったが、いちょうSから中間に南Wで追い切ることも取り入れ、前走も同様の仕上げで、初重賞制覇を成し遂げた。最終追い切り場所は坂路、時計は4F52秒くらいというパターンが2走続けられている。
休み明けとなる今回は少し南Wでの追い切り本数を増加。また、再三にわたって、併せ馬を行っており、久しぶりでも力を出せるように調整されていることが、調教欄を見ただけで感じることができる。1週前追い切りは坂路でシャイニープリンスを追走して、1馬身先着。4F51.0〜1F11.8秒という時計のバランスもよく、仕上がりに関しては文句ない。
・血統診断/望田潤
フジキセキとCrafty Prospectorの組み合わせはニューベリー(京都金杯2着)と同じ。こちらは母父Cozzeneが入るのでさらにナスキロ柔い体質になり、柔らかく大きくストライドを伸ばせるのが最大の長所だ。その長所を活かすべく東京と外回りを狙いすまして[3.1.0.0]、ハープスターに負けただけで斬れ味で勝てるレースは全部勝ってきた。ただし