快速ミッキーアイルが登場!! アーリントンC(GIII)
例年、マイル路線の好メンバーが揃うアーリントンC。今年は3連勝でシンザン記念を制したミッキーアイルが中心となりそうだ。出走を予定している主な有力馬は以下の通り。
ミッキーアイル(牡3、栗東・音無秀孝厩舎)はデビュー戦こそアトムの末脚に屈したが、その後は3連勝でシンザン記念を制覇。2戦目の驚異のレコードもそうだが、3戦とも時計面でも優秀で、スピード値はこの世代でも屈指。ここもその違いを見せつけるか。
エイシンブルズアイ(牡3、栗東・野中賢二厩舎)は2戦目の千両賞こそ出遅れて3着に敗れたが、次の白梅賞ではあっさりと巻き返して完勝。改めて能力の高さを示した。前走は逃げ切りだったが、好位からでも運べるタイプで、ミッキーアイルのマークから抜け出すことができるか。
タガノグランパ(牡3、栗東・松田博資厩舎)はデビュー戦が強烈な勝ちっぷり。その後2戦は重賞で強いメンバーと戦ったが、自己条件に戻った前走ではきっちりと勝ち切って見せた。ここはメンバーが強いが、それでも上位争いできるだけの素質は持っているだろう。
その他、着実に力を付けているタガノブルグ(牡3、栗東・鮫島一歩厩舎)、前走は落としてしまったが初戦の内容を見直したいアドマイヤメテオ(牡3、栗東・橋田満厩舎)、馬場の良い開幕週で巻き返しが期待されるフェルメッツァ(牡3、栗東・松永幹夫厩舎)なども出走を予定している。発走は15時35分。
【データ分析/過去10年】
人気…1番人気[3-2-0-5]の連対率は5割と優秀だが、勝ち馬は6番人気までおりチョイ荒れもありそう。
脚質…逃げ先行で8勝、2着6回と圧倒的に前が有利な傾向となっている。
馬番…勝ち馬はまんべんなく出ているが、複勝率は1〜4番が[2-4-6-26]と高い。ここも内に狙い目がありそうだ。
◆ミッキーアイル
・陣営コメント/音無調教師
「前走(シンザン記念1着)は中山までの遠征から戻ってやや馬体も寂しく見えたし、テンションも高めだったので心配しましたが、きっちり結果を出してくれました。レース後は放牧に出してリフレッシュさせてここへ。順調に調整できているし、開幕週の馬場も合うはずだからね。期待しています」
・一週前調教診断/井内利彰
単勝1.6倍の支持を受けたシンザン記念を期待に応えて勝利。3連勝で、一躍、3歳牡馬戦線のトップクラスとなったが、現在のところ、陣営からは、マイル路線を歩むことが表明されている。それを考えても、ここは取りこぼせない一戦というところだろう。
前走後、ノーザンFしがらきから帰厩したのが、2月11日。やや遅い帰厩にも思えたが、その翌日から坂路で15-15の時計を出している。すでに追い切り本数は