同世代のダービー馬、オークス馬、菊花賞馬が揃い踏み! 大阪杯(GII)
※本日はダービー卿CTの見どころも更新しております。下部のバックナンバーよりご覧ください。
今年の大阪杯は昨年のダービー馬キズナ、オークス・秋華賞・エリザベス女王杯を勝ったメイショウマンボ、菊花賞を圧勝したエピファネイアが出走を予定。更に強豪ショウナンマイティなどもエントリーして、今年のGI戦線を占う意味で非常に注目度の高いレースとなりそう。出走を予定している主な有力馬は以下の通り。
キズナ(牡4、栗東・佐々木晶三厩舎)は昨年のダービー馬で、その年の凱旋門賞に挑戦。ステップレースの一つニエル賞を勝って臨んだが結果は4着。その後、有馬記念に向けて調整されていたが回避してここで復帰することとなる。同世代のオークス馬や菊花賞馬との対決となるが、ここはダービー馬としての貫録を見せたいところだろう。
メイショウマンボ(牝4、栗東・飯田祐史厩舎)は桜花賞こそ10着に敗れてしまったが、その後のオークス、秋華賞、エリザベス女王杯と牝馬のタイトルを総なめにしてGI3勝を挙げた。同世代の牡馬タイトルホルダーとの対決となるが、牡馬とも戦えるというところを証明したいところだろう。
エピファネイア(牡4、栗東・角居勝彦厩舎)は皐月賞、ダービーで2着と涙を飲んだが、菊花賞で鬱憤を晴らす様に圧勝。気性面で難しいところがあった馬だが、3000mで折り合えたのは大きな収穫。折り合い面をクリアできればフィジカルではトップクラスだけにここでも期待が掛かる。
その他、一昨年の春の天皇賞を勝ったビートブラック(牡7、栗東・中村均厩舎)、一昨年のこのレースを勝ち昨年はオルフェーヴルに半馬身まで迫ったショウナンマイティ(牡6、栗東・梅田智之厩舎)なども出走を予定している。発走は15時35分。
【データ分析/過去10年】
人気…1人気は[6-2-1-1]と勝率、連対率ともに非常に優秀な数値。打って変わって2人気は[0-2-1-7]と連対馬が2頭と人気を裏切っている回数の方が多い。6人気の連対率が30%、複勝率40%と2人気よりも高い。
枠番…5枠が4勝、2着1回、8枠が2勝、2着3回と優秀。1、2枠は過去10年で連対馬が0と不振。比較的外枠が有利か。
馬番…阪神内回り、ということもあるのか4コーナーで4番手以内に付けている馬の成績が良く、複勝率は30%を超える。また、逃げ馬が[1-2-2-5]と馬券圏内に比較的残っており、複勝回収率も134%と高いことにも注目。
◆キズナ
・陣営コメント/佐々木調教師
「予定していた有馬記念ですが、使って使えないことはなかったけれど、万全とは言えなかったので回避。放牧に出してリフレッシュさせて、帰厩してからは順調に調整できています。1週前追い切りもいい動きだったし、ここまで十分乗り込んできていい状態でレースに臨めそうです」
・一週前調教診断/井内利彰
昨秋は凱旋門賞から有馬記念というローテーションを予定していたが、海外遠征から栗東に帰厩して調整するも、良い状態で出走が難しいということで回避。その後は大山ヒルズで鋭気を養い