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父ドンにそっくり!!松田博師もベタ褒めのワールドリースター/吉田竜作マル秘週報

  • 2014年06月04日(水) 18時00分


◆今回は最新情報とともに、おすすめ即戦力馬をズラリと紹介していきたい

 オークス、ダービーが終わり、いよいよ今週末から2歳新馬戦が開幕する。すでにPOGドラフトは終了したところも多いだろうが、中には新馬戦開幕直前にドラフトを迎える方もいるはず。今回は最新情報とともに、おすすめ即戦力馬をズラリと紹介していきたい。

 音無厩舎はカラーラビアンコ(牡=父Giant's Causeway、母スターオブサファイア)、イイネー(牡=父メイショウボーラー、母ガンバリッコ)、ウソハッピャク(牡=父ローエングリン、母ウソツキ)の3頭が一気にゲート試験をクリア。デビューにまた一歩近づいた。

 先週の坂路小屋では「ウソハッピャクがいいんだよ。東田(助手)もいいと言ってる。ウソじゃないって(笑い)」と音無調教師。もっともオチは「走らなかったら“ウソ”で済むからな」とニヤリ。ならばと、東田助手にうかがうと「ホントにいいんだよ。マイル前後が合いそうな感じ」。ちなみに東田助手はカラーラビアンコも「長いところで良さそうな感じで芝でも」と好感触だ。

 3頭ともデビューは未定だが、阪神開催の後半か、中京開催には初陣を迎えることができそう。

 角田厩舎ではスームジュール(牡=父Distorted Humor、母Summer Raven)を以前におすすめしたが、ウッド併せ馬でこれをちぎってしまったのがトウショウピスト(牡=父ヨハネスブルグ、母シーイズトウショウ)だ。「入厩から20キロくらい馬体が減ってしまったが、さすがは血統馬。動くよな。滞在競馬の方が良さそうなので(先月末に)函館へ持って行った」と角田調教師。この時期にウッド6ハロン80秒台で走るスピードは驚異的。一気に函館2歳Sまで突っ走るかも…。

 これに立ちはだかるのは須貝厩舎のエクシードリミッツ(牝=父Exceed And Excel、母Welsh Diva)か。こちらも北村助手が「めっちゃ走る」と自信を持って函館へと送り込む。

 目野厩舎の評判馬ナムラビッグマン(牡=父サクラバクシンオー、母ナムラローマン)は先週の追い切りでモタれ癖が出たため、開幕週のデビューが流動的に。一方で「しっかりしてきた」と柳田助手のトーンが上がってきたのがナムラマミー(牝=父ディープインパクト、母ナムラミーティア)。さすがはディープ産駒ということか。こちらは予定通り阪神2週目の新馬戦に向かう。

「松田博厩舎の2歳馬は何がいいんですか?」とよく聞かれることもあり、締めは現時点での松田博厩舎のおすすめを挙げておく。

 まずはワールドリースター(牡=父アドマイヤドン、母ワールドリープレジャー)。「とにかく動きが違う。手先が軽いし、動きも柔らかい。ノーザンファームの担当がアドマイヤムーンをやってくれてた子なんだが、めったに褒めることのないその子がこの馬はベタ褒め。ホント、(アドマイヤ)ドンの2歳のころによく似てる。芝でこそのタイプだろう」(松田博調教師)。確かに師の語る特徴はアドマイヤドンそのもの。ディープ一色のPOGに風穴をあけるとすればこの馬か。

 一方でここにきて評価を上げているのが母フーラクサ(牡=父ウォーエンブレム)。「この産駒にしてはおとなしいし、身のこなしが柔らかい。これは走る“ウォーちゃん”(師はウォーエンブレムの子をこう呼ぶ)だな」。ちなみに過去、松田博厩舎からデビューしたウォーエンブレム産駒はいずれも勝ち上がっている。ドラフト指名馬にぜひ加えてほしい。

※本日は『トレセン発秘話』も更新されております。下部のバックナンバーからご覧ください。

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