エスメラルディーナは、兵庫チャンピオンシップでは果敢に逃げ、エキマエにピタリと直後からつつかれる厳しい競馬。それでも直線半ばまで粘り、大きくバテることなく3着はむしろ評価できる。今回は牝馬同士の対戦。競りかけてくる馬がいるかどうかだが、2100mゆえハイペースになる可能性は低く、マイペースで逃げられればチャンスは十分。

　アムールブリエはダート1800mで2勝。前走は好位を追走して伸びを欠いたが、前半のペースがやや速かった。川崎2100mでペースが速くなることはほとんど考えられず、おそらくはエスメラルディーナをマークする位置からの追走で、末脚勝負となるだろう。

　忘れな草賞を制したディルガは、初めてのダートが合うかどうか。矢作芳人調教師と内田博幸騎手は、川崎ではタイセイレジェンドでJBCスプリント(2012年)を制した、南関東出身のコンビ。未知数な部分はあるが、あっさり勝っても驚けない。

　ローブデソワは、ダートでデビューから2連勝しているが、距離がマイルに伸びた前走で惨敗しているのが気になるところ。

　イエスアイキャンは、今回のメンバーでは東京プリンセス賞で最先着の3着。ホッカイドウ競馬時代は短距離のみを使われていたが、東京プリンセス賞のレースぶりから、むしろ距離延長はよさそう。

　トーコーニーケは、グランダム・ジャパンのレースを使うごとに確実に力をつけ、距離延長にも対応できるようになってきた。3歳シーズン女王の座はほぼ手中に収めた感じで、仮に着外でも、現在2位のコパノバウンシが5着以下、3位のクロスオーバーが4着以下なら優勝となる。

◎エスメラルディーナ
◯アムールプリエ
▲ディルガ
△ローブデソワ
△イエスアイキャン
△トーコーニーケ