久々の重賞勝利を狙うグランデッツァらが出走予定!! 函館記念(GIII)
サマー2000シリーズの第2戦となるハンデ重賞。今年は久々の重賞勝利を狙うグランデッツァやダークシャドウら古馬勢に加え、オークス3着のバウンスシャッセが参戦してきた。出走を予定している主な有力馬は次の通り。
グランデッツァ(牡5、栗東・平田修厩舎)はダービー後に屈腱炎で長期休養を余儀なくされたが、復帰後ダートで2走してから立て直された前々走では、馬場適性の差もあったとは言え、エプソムカップを勝ったディサイファ相手に圧勝。前走の安田記念は馬場が悪過ぎた上に相手も強かったが、今回のメンバーなら違うはず。巻き返しが期待される。
バウンスシャッセ(牝3、美浦・藤沢和雄厩舎)はさすがに牡馬の一線級が相手の皐月賞では厳しかったが、牝馬同士のオークスでは勝ち馬とコンマ1秒差の3着と健闘。今回は古馬の牡馬たちが相手となるが、ハンデ差を生かせば上位争いに食い込めても良いだろう。
ダークシャドウ(牡7、美浦・堀宣行厩舎)は低迷が続いていたが、立て直された前走のエプソムCでは、ようやくこの馬らしい走りを見せた。復活の兆しが見えるものだったし、ここは勝ち負けまで期待される場面だ。
その他、前走の鳴尾記念で復調気配を見せたアドマイヤタイシ(牡7、栗東・橋田満厩舎)、海外遠征明けを叩いた効果が見込めるアンコイルド(牡5、栗東・矢作芳人厩舎)、芝に戻って巻き返しが期待されるナカヤマナイト(牡6、美浦・二ノ宮敬宇厩舎)、前走で復調気配を見せて得意コースで更なる前進が期待されるラブイズブーシェ(牡5、栗東・村山明厩舎)などもハンデ次第で好走可能。発走は15時25分。
【データ分析/函館過去9回】
人気…1人気は[1-3-0-5]連対率44.4%となっているが、近3年は4着以下に敗れている。2人気が[2-2-2-3]連対率44.4%、複勝率66.6%と高いがこちらも近3年は4着以下に敗れているのは気になる。穴っぽいところでは近3年馬券になっている複勝率44.4%の7人気[1-1-2-5]か。
斤量…成績が安定しているのは57キロの[1-3-3-7]で連対率は28.6%、複勝率は50.0%。しかし57.5キロ以上になると[1-0-0-7]と不振で馬券になったのは昨年のトウケイヘイローだけ。
脚質…4角先頭は[1-1-2-5]複勝率44.4%と約半数は馬券になっている。4角先頭含む5番手以内は[4-6-6-35]複勝率31.4%。10番手以降は[0-0-1-37]と3着に入ったのが1頭だけ(2011年・アクシオン)と先行有利、後方からでは厳しいレースとなっている。
◆グランデッツァ
・陣営コメント/平田調教師
「前走(安田記念11着)は馬場の悪い内に閉じ込められてこの馬の競馬ができませんでした。幸いレースのダメージはなく