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マーキュリーC

  • 2014年07月20日(日) 18時00分
 中央から岩手に移籍して3戦、いずれも2着に大差をつけて圧勝していたナムラタイタンの回避はなんとも残念。まさにここに向けて調整していたのだが、夏負けの兆候が見られたとのこと。症状はそれほど重くはないとのことなので、次回に期待したい。

 昨年のこのレース以来勝ち星から遠ざかっているソリタリーキングだが、地方のダートグレードには9回出走して3着を外したのは、一昨年のJBCクラシックでの4着のみ。帝王賞もニホンピロアワーズに先着しての3着は好走といえる。ここは連覇のチャンス。

 地方の期待はサミットストーン。今年から2000mに距離短縮となった大井記念を圧勝し、帝王賞という予定だったが挫跖のために回避。金沢時代より力をつけていると思われ、帝王賞よりもメンバーが落ちるここなら勝負になる。

 一昨年このレースを制したのがシビルウォー。昨年はソリタリーキングに1馬身1/4差で2着だった。夏は得意な季節だが、9歳になって初めて背負う59キロで、一昨年、昨年あたりの力を発揮できるかどうか。

 他の中央馬が58キロ以上なのに対して、ナイスミーチューは55キロで出走できるのは有利。シリウスSを勝ったときも54キロという軽量だった。とはいえ、名古屋グランプリの3着はシビルウォーから3馬身+クビの差、ダイオライト記念は3着のサミットストーンにかなり離されての6着。逆転まではどうだろう。

 ランフォルセはダートグレード4勝で、そのうち地方で3勝。ときに実績馬を負かすこともあるが、人気薄での好走が目立ちなかなか狙いにくい。

 クリソライトは前走大沼Sでは1番人気に支持されたものの見せ場をつくれず11着惨敗。ジャパンダートダービーを勝ったがゆえに斤量を背負わされることが多いが、地方のゆったりした流れならどこかでチャンスはあるかもしれない。

◎ソリタリーキング
◯サミットストーン
▲シビルウォー
△ナイスミーチュー
△ランフォルセ
△クリソライト

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1964年生まれ。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』解説。NAR公式サイト『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』等で記事を執筆。ドバイ、ブリーダーズC、シンガポール、香港などの国際レースにも毎年足を運ぶ。

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