新装札幌競馬場での重賞勝ち第1号はどの馬か!! エルムS(GIII)
今週から新装オープンする札幌競馬場での重賞第1弾。今年は昨年の東京大賞典での骨折から復帰したローマンレジェンドや、海外遠征帰りのブライトラインなどがエントリーしている。出走予定の主な有力馬は次の通り。
ローマンレジェンド(牡6、栗東・藤原英昭厩舎)は、昨年末の東京大賞典のスタートの際にゲート内で暴れ、2度入れ直してスタートしたものの、結果は6着。レース後に骨折が判明し、休養を余儀なくされた。今回は復帰戦となるが、GI勝ちの実績がある馬だし、秋に向けての健闘を期待したい。
ブライトライン(牡5、栗東・鮫島一歩厩舎)は、今年のフェブラリーS(5着)のあと、ドバイのゴドルフィンマイルに出走。結果は5着だったが、馬場の違うオールウェザーで残り100mまでは3番手で踏ん張るところを見せた。今回は海外遠征帰りだけに状態がカギとなるが、今後に向けて上位争いが期待される場面だ。
ジェベルムーサ(牡4、美浦・大竹正博厩舎)は、マーチSで2着、平安Sで4着と、重賞でも変わらず堅実さを見せている。引き続き56キロでの出走となるし、そろそろ重賞タイトルに手が届いても。
その他、前走の平安Sを12番人気ながら鮮やかに抜け出して制したクリノスターオー(牡4、栗東・高橋義忠厩舎)、その平安Sで2着のソロル(牡4、栗東・中竹和也厩舎)、骨折からの復帰後は精彩を欠いているものの実績上位のグレープブランデー(牡6、栗東・安田隆行厩舎)、堅実な古豪エーシンモアオバー(牡8、栗東・沖芳夫厩舎)なども上位進出を窺う。発走は15時25分。
【データ分析/札幌過去10回】
人気…1人気は[4-1-2-3]連対率50.0%、複勝率70.0%、負けている3頭も掲示板を外しておらず安定した成績。2人気も[3-1-1-5]と3勝、複勝率も50.0%とまずまずの成績を残している。穴っぽいところでは6人気が[1-1-2-6]複勝率40%と高い。
枠順…最も成績が良いのは6枠で[3-3-1-12]勝率15.8%、連対率31.6%と連対率に関しては他の枠よりも10%以上高い。次いで7枠の[3-1-2-14]連対率20.0%、複勝率30.0%が続く。1〜4枠は[2-4-4-37]、5〜8枠は[8-6-6-59]と比較的外枠が有利。
脚質…4角先頭が[1-3-3-3]連対率40.0%、複勝率70.0%と優秀。2番手も[4-4-2-5]連対率53.3%、複勝率66.7%と高こちらも高い。4角7番手以下は[0-0-3-60]連対した馬はおらず、複勝率も4.8%と低く先行馬が圧倒的に有利。
◆ローマンレジェンド
・陣営コメント/田中調教助手
「前走(東京大賞典6着)ゲートでぶつけたせいか、右後肢を骨折し、休養していました。栗東でかなりしっかりと乗り込んで、7月13日に函館入り。輸送は