重賞2勝目を狙うスマートレイアーなどが出走予定!! クイーンS(GIII)
夏恒例の牝馬重賞。今年は前走ヴィクトリアマイルからの巻き返しを狙うスマートレイアーや、本格化したケイアイエレガント、重賞初制覇を目指すキャトルフィーユなどがエントリーしている。出走を予定している主な有力馬は次の通り。
スマートレイアー(牝4、栗東・大久保龍志厩舎)は、前走のヴィクトリアマイルでは1番人気8着に終わったものの、秋華賞2着・阪神牝馬S優勝の実績はここでは上位。キャリア9戦全てで手綱を取ってきた武豊騎手の負傷は痛手だが、巻き返しての重賞2勝目を果たして欲しいところだ。
ケイアイエレガント(牝5、美浦・尾形充弘厩舎)は、今年に入って1600万特別勝利、中山牝馬S2着(同着)、福島牝馬S制覇と一気に本格化。前走のヴィクトリアマイルでも0.3秒差の6着と健闘を見せた。ここも当然上位争いが期待される場面だろう。
キャトルフィーユ(牝5、栗東・角居勝彦厩舎)は、愛知杯・中山牝馬S・福島牝馬Sで連続2着、前走のヴィクトリアマイルも僅差の5着と、重賞でも堅実さを見せ続けている。昨年は1000万勝ちのあとに出走して8頭立ての5着だったが、今年は重賞初制覇の期待がかかる。
その他、マーメイドSを制したディアデラマドレ(牝4、栗東・角居勝彦厩舎)、前走の巴賞で接戦をモノにしたアロマティコ(牝5、栗東・佐々木晶三厩舎)、3連勝中の素質馬オツウ(牝4、栗東・須貝尚介厩舎)なども上位争いの候補。発走は15時25分。
【データ分析/札幌過去10回】
人気…1人気は[2-3-0-5]連対率50.0%、2人気は[3-1-1-5]連対率40.0%、3人気は[1-1-3-5]複勝率50.0%と上位人気が強い。しかし、1〜3人気で決まった事はなく6人気[0-2-2-6]の複勝率40.0%、10人気の[0-3-0-7]連対・複勝率30.0%のように人気薄にもチャンスはある。
年齢…3歳[4-2-2-18]、4歳[4-2-2-31]、5歳[1-6-5-35]と勝率、連対率は3歳の数値が高い。5歳は勝ち馬こそ1頭と少ないが、複勝率は4歳よりも高く、複勝回収率も100%を超えており、人気薄でも注意が必要。
脚質…4角先頭が[6-0-0-4]勝率(連対率)60.0%と非常に高い。2〜5番手が[3-7-4-36]連対率20.0%、複勝率28.0%と4コーナーでは好位に付けている必要がありそうだ。
◆スマートレイアー
・陣営コメント/加藤調教助手
「前走(ヴィクトリアM8着)は、直線でごちゃついたこともありますが、競馬場でカイバ喰いが悪かったので、輸送が影響したのかもしれません。レース後は