今年から牝馬限定のJpnIIIとなったブリーダーズゴールドC。近年は地方馬が勝負になるかどうか以前に出走する馬自体が少なく、一昨年は6頭立て、昨年は8頭立て。交流レースとしてはほとんど体をなさなくなっていたが、牝馬限定戦として、今年は14頭立てになった。ただ地方勢が馬券圏内の勝負になるかというと、厳しいと言わざるをえない。
ワイルドフラッパーは、今年のダート牝馬路線の中心的存在。昨年の女王メーデイア引退後は、エンプレス杯、マリーンCと連勝。平安Sは3着だったが牡馬が相手でのもの。3か月ぶりで仕上がっているかどうかだが、すでに函館に入って乗り込まれていただけに、心配はいらないだろう。
マーチャンテイマーは、10か月ぶりの復帰戦だったプロキオンSこそ見せ場なく15着だったが、休養前のラジオ日本賞は、2着にその後JCダートを勝つベルシャザールがいて、というメンバーでの5着。その休養前の力が出せれば、牝馬限定戦なら十分勝負になる。
サンビスタはエンプレス杯でワイルドフラッパーから2秒2も差をつけられての3着だったが、それ以来4か月ぶりの函館・マリーンSでは牡馬を相手に差のない2着と好走。エンプレス杯が走らなすぎたのか、それともマリーンSはかなり力をつけてきたのか、いずれにしてもワイルドフラッパーとの差を縮めてくる可能性はある。
ケイティバローズは、ダートで500万下、1000万下と連勝。前走の1000万下は3コーナーから追いどおしで直線抜けだしての快勝だったが、いかんせんそのクラスで52キロでということを考えると、今回55キロを背負ってオープン馬と対戦ということでは、よほどの上積みがないと厳しそう。
リアライズキボンヌは今年1月に準オープンを勝ったが、休み明け後ここ2戦のレース内容からはちょっと狙いにくい。
◎ワイルドフラッパー
◯マーチャンテイマー
▲サンビスタ
△ケイティバローズ
△リアライズキボンヌ