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今年のサマー重賞には4歳馬の出走が少なく、成績もよろしくないと書いたら、小倉記念で4歳サトノノブレスが1着した。
先週は「8月のディープインパクト」がテーマだったから、小倉記念で勝ち負けしてくれないと困るとも書いたら、6頭出走して、1着2着4着6着7着10着だった。
本当はワンツースリーして欲しかったけれど、ワンツーならディープインパクトとしての面目は保てたか?　しかも3人気・6人気での決着はディープ馬券的にはそこそこ美味しいものだった。

これでこの夏の芝重賞の4歳成績は
1-0-2-7

これでディープインパクト産の8月の重賞成績は
4-2-3-10

1着-2着-3着-4着-5着以下=4-2-3-5-5
19頭出走して、14頭が4着以内。

小倉記念で大量6頭が出走したから、率的には先週までより少し下がってしまったけれど、
8月の芝重賞成績、
勝率.211　連対率.316　複勝率.474　4着以内率.736
は、勝率で2位(1位1月)、連対率で2位(1位1月)、複勝率で1位(2位1月)だから、
依然として抜群の成績だし、4着以内率7割以上は喝采だ。

ふだんは先週書いたことを翌週に引き継ぐことなんてほとんどない(ろくでもないことしか書いてないから、引っ張りきれないだけですけど。わははー!)。
なのになぜ今回は先週のことをさらうのかというと、関屋記念も4歳が幅を利かすレースで、ディープインパクト産も出走を予定しているから、引っ張らざるをえない。

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関屋記念は人気の4歳とキタムラでだいたいレッツ・ゴーできる。
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関屋記念は人気の4歳が信頼できるレース。

4歳の成績は過去11年で4-4-4-12。
1、2人気で3-4-1-0
3人気以下で1-0-3-12

去年もそこを拠り所にして、なんとか馬券に接近できた。
4歳ジャスタウェイ　1人気2着
4歳レオアクティブ　3人気3着

1、2人気なら限りなく連軸への期待を持ち、
3人気以下なら馬券圏外に比重を置いて、馬券圏内の可能性を考えてみる。

今年登録している4歳は3頭。
サウンドリアーナ
シャイニープリンス
マジェスティハーツ

サウンドリアーナは出走順位25位でおそらく除外。
つまり今年の吟味すべき4歳はシャイニープリンスとマジェスティハーツの2頭でいい。

予想人気は、
マジェスティハーツ　2、3人気
シャイニープリンス　10人気前後

連軸の可能性が高いのはマジェスティハーツとなる。
やったー!
今年も該当しそうな馬がいてくれた!

とはいえ、マジェスティハーツの予想2、3人気はけっこう繊細で敏感な場所だ。
2人気ならば連軸、少なくとも馬券圏内でアツいけど、3人気だと馬券圏外の可能性が上がってしまう。

2人気を争いそうなのは、netkeiba.comによるとエキストラエンド。

予想1人気　ダノンシャーク
予想2人気　エキストラエンドかマジェスティハーツ。

ダノンシャークもエキストラエンドも父ディープインパクト。
出た!　
8月のディープインパクト。

関屋記念には2頭ディープ産が登録されていて、その2頭がマジェスティハーツに立ちはだかる構図だ。

ディープインパクトVSハーツクライ

いい感じだ。
ちなみに去年は2着がハーツクライのジャスタウェイで、4着がディープインパクトのドナウブルーで、ハーツクライが先着した。
一昨年はディープインパクトのドナウブルーが1着して、ハーツクライは出走しなかった。
どちらの産駒でも闘えるのが関屋記念・新潟マイルか?
ただ先着したのはどちらも1人気の4歳だったりもする。もしかしたら人気のある4歳ならなんでもいい?　と思わなくもないけれど、今年もディープ産・ハーツ産で人気を争っているから、そこは来年以後の吟味でいい。

パターン1
1人気　ダノンシャーク　6歳
2人気　エキストラエンド　5歳
3人気　マジェスティハーツ　4歳

ならば、8月のディープインパクトでレッツ・ゴー!
できうるなら横山典・連続騎乗のエキストラエンドを軸にしてみたい。

パターン2
1人気　ダノンシャーク　6歳
2人気　マジェスティハーツ　4歳
3人気　エキストラエンド　5歳

ならば、4歳のマジェスティハーツでレッツ・ゴー!
できうるならディープインパクト産どちらか1頭には4着になっていただきたい。
　
前記3頭以外の馬が3人気以内に飛び込んで来ることはないと判断して、アプローチしている。ここが崩れると、少しだけややこしくなりそうだけど、崩れてもまあ大丈夫でしょう。

軸候補の仕込みはだいたいできた。今年もカンタンに接近できてる気がする。
あとはヒモ選びだ。ヒモのレッツ・ゴー探しだ。

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レッツゴー・キタムラ・チェック
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北村宏はただいま4年連続で馬券圏内中。
10年　レッツゴーキリシマ　6人気1着　1-1-1
11年　サトノフローラ　3人気3着　9-8-8
12年　エーシンリターンズ　5人気2着　2-3-3
13年　レッドスパーダ　4人気1着　1-2-2

この11年で関屋記念を逃げ切ったのは10年のレッツゴーキリシマただ1頭。逃げの馬券圏内は他には08年のタマモサポート松岡の3着があるのみ。関屋記念での逃げ残りが難しいことがわかる。
ただし4角5番手以内の馬は、逃げきりを含めて6勝しており、逃げは厳しくても先行がダメなわけではない。

キタムラは逃げたり、先行したり、差したりしながら馬券になっている。
自在だ。
新潟のマイルの走らせ方を熟知しているようにも思える。
逃げ切りが難しい関屋記念で逃げ切った北村宏騎手に敬意を表して、去年のここでレッツゴー・キタムラと称してみた。するとレッドスパーダですぐさま勝った。
番手を追走し、残り600Mで先頭に立って、あのジャスタウェイの追撃を凌いでみせた。

今年の騎乗予定馬はサトノギャラント。

この馬は2歳時に逃げて2着したことはあるけれど、今や完全に差し追い込み馬だ。
関屋記念は4角10番手より後ろの馬が馬券に絡みやすいレースだから、出遅れの心配はあるけれど、脚質の心配はそれほどない。

ただし今年のメンバーにはいわゆる逃げ馬がいない。去年もいなかったけれど、今年はそれ以上にいない。去年はそこを見越したかのように、キタムラは先行してレッツゴーしてみせた。
ならば今年も新潟マイルを熟知した腕に委ねるまで。差し・追い込みがギリギリ届く後方の位置で競馬をしてくれると願うまで。
前走・中京記念は3人気で7着に負けた。そのせいか現在予想5人気。ちょーどいい塩梅の人気に思える。そこに期待しよう。

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関屋記念注目馬
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今年もスムーズにここまで来た。関屋記念はいつもスムージーでいい。

マジェスティハーツにはぜひとも1、2人気になって欲しい。
そこをクリアしてくれればあとはストレートだ。変化球はいらない。
マジェスティハーツを連軸にして期待するのみ。

仮にマジェスティが3人気だったら、
エキストラエンドに期待してみたい。何度か書いているけれど、最近の横山典の連続騎乗はスリリングで面白い(再騎乗だったけど、アイビスSDでもフクノドリームで2着したし)。特に前走6着だとスリルは極まる。

エキストラエンドは前走の安田記念は12人気で12着だった。
不良馬場で、なおかつ17頭立て17番手という位置では万事休すだったか。
再び横山典が騎乗してくる以上は、それなりのデキ、もしくは勝算ありと思い込みたい。

軸候補
マジェスティハーツ
エキストラエンド
★的期待
キタムラのサトノギャラント

と、してみたものの………
なんだか気持ち悪いほどにカンタンに着地しようとしている気がする。
こういうときは誤差が生じて、ちょっとだけ狂って、着地が乱れることも多い。っていうかそれがギャンブルってやつだろう(もしくはただの被害妄想)。

だからちょっとだけ誤差を考えてみる。
3歳　ショウナンアチーヴ
3歳　タガノブルグ

関屋記念では3歳馬はほとんど活躍していない。
この10年で馬券になったのは3人気で3着したキタムラのサトノフローラ1頭のみ。3歳成績は0-0-1-6だ。

けれど、それなりの実績を残した3歳が出走していなかったのも事実。
NHKマイル出走経験馬にしても、10着以下の馬ばかりだ。

ショウナンアチーヴはNHKマイル6着(着差0.1秒)　NZT1着　朝日FS2着
タガノブルグはNHKマイル2着(着差クビ差)

この10年で見ても、実績は1番の2頭だ。
(では、なんだってそんな実績馬が夏競馬を使ってくるんだ!?　という問題はある。けれど、そこは蒟蒻問答になりそうなのでスルー!)

というわけで、53キロとノビシロと春の実績が絡み合って、ちょっとした狂いが生じるかもしれない。そこをちょっと警戒してみる。

誤差で好走
ショウナンアチーヴ
タガノブルグ

ショウナンアチーヴは予想6人気、タガノブルグは予想7人気。
3歳はデータ的にダメだ。そんなムードがもうちょっと高まってくれるといいなぁ〜。

関屋記念は2連レベルでは意外にカタイ。けれど3連レベルでは8人気以下の馬も思った以上に顔を出している。だからヒモで少しバランスを整えてみる。

バランス要員
サンレイレーザー　予想8人気
ブレイズアトレイル　予想12人気

サンレイレーザーは谷川岳Sで1着しているから。そのときのアタマ差2着がサトノギャラント。サトノギャラントに注目してるのだからサンレイレーザーに注目してもいいはず。
ブレイズアトレイルは前走(中京記念)6人気で4着だった。今回はさらに人気が落ちそうでバランス要員として魅力的だ。ほんとうに12人気なら3着で十分だ。