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　今年は新潟で行われる伝統のハンデ重賞、京成杯オータムH。ここには前走で復活を果たしたサダムパテックや、同条件の関屋記念を制したクラレントなどが出走を予定している。主な有力馬は次の通り。

　サダムパテック(牡6、栗東・西園正都厩舎)は前走の中京記念で一昨年のマイルCS以来の重賞勝ち。58キロの斤量を背負っての勝利だけに価値が高い。ここもハンデは背負うだろうが、力はここでも上位だし、枠などの条件が整えば再度好走しそうだ。

　クラレント(牡5、栗東・橋口弘次郎厩舎)は常に重賞戦線で上位争いを演じる実力馬。前走の関屋記念を制して改めて力のあるところを示したし、ここも上位争いに持ち込んでくるだろう。

　エキストラエンド(牡5、栗東・角居勝彦厩舎)はここ2走の結果が出ていないが、力はここでも上位争いできるものを持っている。前走は大きく出遅れているだけにスタートがカギとなるが、巻き返しを期待。

　エクセラントカーヴ(牝5、美浦・堀宣行厩舎)は昨年のこのレースの覇者。前走内容に良化の兆しが見えたし、引き続きの同条件で復活が期待されるところ。

　その他、ショウナンアチーヴ(牡3、美浦・国枝栄厩舎)、タガノブルグ(牡3、栗東・鮫島一歩厩舎)、キングズオブザサン(牡3、栗東・荒川義之厩舎)といった3歳勢が古馬相手にどれだけやれるかにも注目したい。発走は15時45分。

【データ分析/中山芝1600mで行われた過去10回】
人気…1人気は[0-0-2-8]と2001年のゼンノエルシド以来勝ち馬はおらず、人気に応えていない。2人気は[5-1-2-2]とよい成績を残している。

レース間隔…最も成績が良いのは中3週の[3-3-2-14]連対率27.3%、複勝率36.4%。次によいのは中9〜24週の[4-2-4-21]連対率19.4%、複勝率32.3%となっている。

脚質(2009年以降の新潟芝1600m、1000万以上のレース)…4角先頭は[2-1-3-28]連対率8.8%、複勝率17.6%とあまり高くない。先日行われた関屋記念で勝ったクラレント、2着のダノンシャークのように先行勢を見ながら競馬が出来る3〜5番手に付けている馬が[11-11-8-93]複勝率24.4%と良い数値。

◆エキストラエンド
・陣営コメント/高田調教助手
「前走(関屋記念9着)はゲート内で潜りかけてしまい、タイミングが合わずスタートで出遅れてしまいました。さすがにあそこまで離されてしまうと厳しかったですね。レース後は在厩で調整していますが、疲れも感じませんし、順調に来ています。マイル重賞でも実績のある馬ですし、ゲートは元々問題ない馬です。五分に出てくれれば巻き返してくれるのではないかと思っています」

◆キングズオブザサン
・陣営コメント/佐藤調教助手
「前走(NHKマイルC3着)はややごちゃついたところもありましたが