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混戦模様のハンデ重賞を制するのは? シリウスS(GIII)

  • 2014年09月29日(月) 18時00分


 条件が阪神ダート2000mとなって8回目を迎えるシリウスS。昨年は53キロの3歳馬ケイアイレオーネが制したが、今年も混戦模様で各馬のハンデや状態が大きなカギとなりそうだ。出走を予定している主な有力馬は以下の通り。

 クリノスターオー(牡4、栗東・高橋義忠厩舎)は平安Sを12番人気で制し波乱を起こしたが、続くエルムSでもGI馬ローマンレジェンドと激しい叩き合いを演じ、最後敗れはしたものの平安Sの勝利がフロックではないことを証明して見せた。今回のメンバーでは実績上位となるし、結果を出してこれからのGI戦線に弾みをつけたいところだ。

 ナムラビクター(牡5、栗東・福島信晴厩舎)は4月のアンタレスSで重賞初制覇。重賞連勝をかけて挑んだ平安Sで5着に敗れ、今回はそれ以来のレースとなるが、阪神ダ2000mはオープン特別を2勝している相性の良い舞台。巻き返しが期待される。

 ジェベルムーサ(牡4、美浦・大竹正博厩舎)は1番人気に推された前走のエルムSで出遅れ、3〜4コーナーで外から捲っていったものの、そこから伸びきれず6着に終わった。なかなか重賞タイトルに手が届かないが、能力自体はここでも引けを取らないし、斤量面で恵まれればチャンスは十分にあるだろう。

 その他、マーチSを制しているソロル(牡4、栗東・中竹和也厩舎)、復調気配を見せている昨年の覇者ケイアイレオーネ(牡4、栗東・西浦勝一厩舎)、近走不振も実績上位のグランドシチー(牡7、美浦・相沢郁厩舎)なども上位争いの候補。発走は15時35分。

【データ分析/阪神ダート2000mの過去7回】
人気…1人気は[2-1-1-3]連対率42.9%、複勝率57.1%とまずまず。2人気は[1-0-1-5]とあまり成績が良くなく、連対率、複勝率は4人気[0-2-2-3]のほうが高い。また、10人気以下は馬券になったことがなく、極端な穴は出ていない。

前走上がり…前走上がり3ハロンのタイムが1位だった馬は[3-1-4-7]連対率26.7%、複勝率53.3%と優秀で、1〜3位と広げても[6-2-5-20]連対率24.2%、複勝率39.4%と高い。4位以下の馬は[1-3-2-54]連対率6.7%、複勝率10.0%と低く、ダートでも前走の上がりは気にしたい。

脚質:4角先頭は[0-0-0-7]と1頭も馬券になっていない。2番手も[1-1-1-6]と先行勢は振るわない。その後ろに付けている3〜4番手が[2-3-3-12]連対率25.0%、複勝率40.0%と好成績を残している。10番手以降は[2-1-1-27]連対率9.7%、複勝率12.9%と極端な後方一気は避けたいところ。

◆ナムラビクター
・陣営コメント/福島調教師
「前走(平安S5着)はちょっと気性の難しいところを見せましたが、その後はここを始動と決めて

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