ツインズ忘年会も今週で最終回。ちょっと真面目(?)に、お互いのジョッキーとしての長所を語っていただきます!
(取材・文/大薮喬介)
優作ジョッキーは『競馬界のニュータイプ』
――次は、『今まで大ゲンカしたことといえば?』です。
優作 小学校の5、6年が最後だよね。
恭介 殴り合いはないけど、取っ組み合いばかりだったよな。1日3回はざらで。
優作 そうそう。
――ケンカの理由は何だったんですか?
恭介 だいたいは意見の違いですね。優作が必ず否定するんですよ。
優作 それは恭介もだろ!
――まあまあ(苦笑)。
優作 ずっと一緒だったから、本当に些細なことでケンカになっていたんです。中学に上がってからはさすがに体が大きくなって、「取っ組み合いでも、大ケガをするぞ」と思って、口ゲンカだけになりましたけどね。
――小学校のときの取っ組み合いは、そんなに激しかったんですか?
恭介 ゴロゴロ転げ合うんですけど、一度耳がダンボのように腫れて、体育を休んだことがあります。しかも、2回も(笑)。

恭介「耳がダンボのように腫れて、体育を休んだことがあります。しかも、2回も(笑)」
優作 ケンカばかりしていたから、「お前、ケンカ強いんだってな」って勘違いされて、いきなり首をしめられて、死にそうになったこともあります(笑)。
――うわぁ、それは災難でしたね。最近はどうです? ケンカをすることはありますか?
恭介 さすがに大人になってからはないですよ。次のカードを引きますよ。
――『兄弟の長所と短所は?』です。
恭介 優作の長所かぁ。
優作 恭介は「真面目」。それが長所でもあり、短所でもあるかな。
恭介 優作の長所…。
優作 あれだろ? 「調子に乗る」ところだろ? それが俺の長所でもあり、短所でもありで。
恭介 う〜ん、どうだろ。長所ねぇ…。
――必死で考えていますね。そういうところが、真面目ですよね。
優作 はい、時間切れ! 次はコレ! 『兄弟から見て、ジョッキーとしての長所は?』。
――また、長所ですね(笑)。
優作 恭介はスタートも上手いし、しっかり追えますよね。僕が乗っても動かない馬が、恭介だったら動くところが、スゴい!
恭介 あった! 優作のいいところは、勝ち気なところです。昔から「俺はできる、俺はできる」と言って、実行してきましたから。勝負を捨てないところは、本当にスゴいなと思います。
――普段、競馬のことを話したりはするんですか?
優作 結構、話しますよ。お互いプライドがあるので、意見が合うことはないですけど(笑)。
恭介 毎レース、話し合っているよな。
優作 同じ馬に乗ることが多いので、確認の意味もあるんですよ。
――背丈が似ているから、参考になるわけですね。
優作 でも、同じことをしても、同じ反応を馬がしてくれるわけではないんです。馬との相性があって、僕と恭介は馬の相性が全然違うんですよね。
恭介 それはあるよね。でも、身近に意見交換ができる人がいるというのは、やっぱりいいことだよ。周りからも、うらやましがられるしね。
優作 だね。はい、次にいきましょう。
――最後の質問です。『自分たちにニックネームをつけるとしたら?(競馬界の○○)』。

最後の質問は…ニックネームをつけるとしたら「競馬界の○○」
恭介 これはもう決まり。優作は、『競馬界のニュータイプ』(笑)。
優作 俺は変人じゃないぞ! 恭介はなんだろ? 真面目で…、気持ちの面でブレないし…。
恭介 いいやつを頼むぞ。
優作 ……。
恭介 なんだよ、そういうときだけ、真面目に考えるな。
優作 うるさいな! もういい、お前は『競馬界のしょーもない男』だ!
―― ……。
恭介 ……。
優作 ちょっと、ちょっと、みんな黙らないでよ!

優作「ちょっと、ちょっと、みんな黙らないでよ!」
恭介 今日はありがとうございました!
【更新スケジュールのお知らせ】
いつも当コラムをご愛読いただきありがとうございます。年内の更新は今回が最後となり、年明けの初回は1/7(水)になります。
【次回のキシュトーークは!?】
次回は久々に5人そろっての新年会です。2014年を振り返ってもらい、それぞれの思いを語ってもらいます。乞うご期待!