サトノノブレスが得意コースで連覇を目指す/日経新春杯
昨年のこのレースを制したサトノノブレスが今年も出走予定。昨秋はGIでも通用する手応えを感じさせ、今年は更なる飛躍が期待されるだけに、ここで連覇を果たして飛躍の足掛かりとしたいところ。他にも中・長距離路線で実績のある馬が揃い、これらがサトノノブレスの連覇を阻むのか。出走を予定している主な有力馬は次の通り。
■1/18(日) 日経新春杯(4歳上・GII・京都芝2400m)
サトノノブレス(牡5、栗東・池江泰寿厩舎)は昨年の覇者。秋の天皇賞では前が詰まって力を出し切ることができなかったが、続く金鯱賞では力を示して2着に入った。有馬記念は後方から運び過ぎて惨敗したが、勝った昨年よりも良い状態でここに臨めそう。京都コースへの適性も高く、ここは巻き返し必至の場面だ。
タマモベストプレイ(牡5、栗東・南井克巳厩舎)はジャパンCでは惨敗したが、その前の京都大賞典では勝ちに等しい内容の2着。前で立ち回れる強みがあって、ここも上位争いに持ち込めそうだ。
その他、条件適性が高く巻き返しが期待できるフーラブライド(牝6、栗東・木原一良厩舎)、京都コースの中距離での前進が期待されるハギノハイブリッド(牡4、栗東・松田国英厩舎)、前走オープン勝ちで勢いのあるダコール(牡7、栗東・中竹和也厩舎)、距離適性が魅力のトウシンモンステラ(牡5、栗東・村山明厩舎)辺りも好走圏内。発走は15時45分。
【データ分析】
人気(過去10回)…1番人気は[1-3-2-4]勝率10%、複勝率60%と勝ち切れていない印象。2番人気は[5-1-0-4]勝率50%とハイアベレージを誇る。10番人気以下の2桁人気馬は[2-0-2-41]複勝回収率104%だが、斤量別に内訳をみてみると53kg未満が[2-0-2-15]複勝回収率247%に対し、53kg以上が[0-0-0-26]とハンデ戦らしい傾向を示している。
前走着順(過去10回)…前走1着[3-3-3-10]、前走2着[2-4-3-8]共に複勝回収率が100%を超えており好調。格より調子のよさが問われると思われる。前走3着以下[5-3-3-84]では、5歳以下の若い馬が[3-3-2-28]複勝率22.2%、6歳以上の高齢馬が[2-0-1-56]複勝率5.1%と年を取った馬ほど巻き返しが期待できない。
馬番(Aコースで行われた過去6回)…この時期の京都の芝は内枠有利と言われるが、馬番が2桁の馬は[1-3-0-23]複勝回収率26%とやはり不振。外の枠を引くだけで相当の不利となる。馬券圏内に入った4頭のうち、勝ち馬は2番人気、連対馬は3番人気が2頭、6番人気が1頭と穴馬を外枠から探すのは避けた方が良さそう。
◆サトノノブレス
・陣営コメント/池江調教師
「前走(有馬記念11着)は後方からのレースになりましたが、相手も強いので敢えて仕掛けを遅らせていこうと考えていました。捲り切れなかったけれど