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　昨年は宝塚記念、天皇賞(秋)といった豪華メンバーが揃うGIレースで共に掲示板に載る健闘を見せたヒットザターゲット。このレースを一昨年に制しており、同レース2勝目を目論む。既に重賞級の力があるレッドレイヴン、有終の美を飾りたいキャトルフィーユなどがそれに対抗する。出走を予定している主な有力馬は次の通り。

■2/22(日)　小倉大賞典(4歳上・GIII・小倉芝1800m)

　ヒットザターゲット(牡7、栗東・加藤敬二厩舎)は一昨年のこのレースの覇者。以前はムラがあった馬だが、昨年は宝塚記念4着、京都大賞典4着、天皇賞(秋)5着と大レースでも堅実に上位争いを演じた。もう7歳になる馬だが、ここにきて円熟期を迎えている。今回のメンバーなら同レースの2勝目は十分にあり得るはずだ。

　レッドレイヴン(牡5、美浦・藤沢和雄厩舎)は勝つ時のパフォーマンスの割に重賞には手が届いていなかったが、ここなら当然上位争い。待望の初重賞制覇に王手を掛けていると言っても良いだろう。

　キャトルフィーユ(牝6、栗東・角居勝彦厩舎)はここが引退レースとなる予定。立ち回りの巧さが光る馬で、有終の美を飾りたいところ。

　その他、メキメキと力を付けているラングレー(牡4、栗東・矢作芳人厩舎)、近走の内容に復活の気配を感じさせるカレンブラックヒル(牡6、栗東・平田修厩舎)、小回りで逃げた時に怖いメイショウナルト(セ7、栗東・武田博厩舎)辺りも上位争いの圏内。発走は15時20分。

【データ分析/過去9年】
(2010年は中京競馬場で開催)

人気…小倉競馬場で行われた過去9年で1人気は[2-3-2-2]で複勝率は77.8%と高い数値。5〜10番人気が[6-3-3-42]単勝回収率178%の好成績で、単勝オッズ10倍以上の馬が7勝と中穴から勝ち馬が多く出ている。11番人気以下は[1-0-0-51]と、2006年のメジロマイヤー以外で馬券に絡んだ馬はおらず大穴狙いは難しい。

前走着順…前走の着順が1着だった馬は[1-1-0-16]単勝回収率15%、複勝回収率16%と苦戦している。逆に前走10着以下に敗れていた馬が[4-3-2-45]単勝回収率160%と好成績。前走で凡走した馬が巻き返すパターンも多い。

前走クラス…前走GIIを走った馬が好成績で、単勝オッズ30倍以下の馬に絞ると[2-3-1-7]複勝率46.2%で単勝回収率257%、複勝回収率193%と期待値は高い。前走重賞組が[6-8-8-72]と複勝圏をほぼ独占している。OP昇級組は[1-0-0-11]と苦戦しており、昨年のラストインパクト以外で馬券の対象になった馬はいない。

◆カレンブラックヒル
・陣営コメント/平田調教師
「前走(金鯱賞5着)は残念な結果でしたが、悪くないレース運びはできたと思います。ひと息入れてここを目標に調整していますが、引き続き順調。1週前追い切りの動きもこの馬らしいしっかりした脚で申し分ないですね。スッと前々で進められる脚質からも小回りコースはいいのでは。ハンデは背負うでしょうが、地力を見せてほしいですね」

◆キャトルフィーユ
・陣営コメント/高田調教助手
「前走(京都牝馬S6着)は