昨年の覇者フェイムゲームが連覇に挑む。これをステイヤーズSで2着に入ったファタモルガーナや、万葉Sを制したステラウインドなどが阻止できるか。出走を予定している主な有力馬は次の通り。
■2/21(土) ダイヤモンドS(4歳上・GIII・東京芝3400m)
フェイムゲーム(牡5、美浦・宗像義忠厩舎)は昨年の覇者。これを含めた重賞3勝の実績はここでは抜けたものとなっている。前走のAJCCは12着と惨敗したが、前残りの展開で最後方から行ったのでは仕方なかったところだろう。巻き返しての連覇達成が期待される。
ファタモルガーナ(セ7、栗東・荒川義之厩舎)は屈腱炎による長期休養から復帰して、2戦目となった前走のステイヤーズSで2着に入った。若干掛かる場面はあったものの、積極的に先行してデスペラードと僅差と、やはり長距離では走るところを見せた。2年前は後ろから行きすぎて6着に終わったが、今回は勝ち負けまで期待したい。
その他、万葉Sを制したステラウインド(牡6、美浦・尾関知人厩舎)、距離適性未知数も地力上位のラブイズブーシェ(牡6、栗東・村山明厩舎)、休み明けの日経新春杯で3着に入ったアドマイヤフライト(牡6、栗東・橋田満厩舎)なども上位争いの圏内。発走は15時45分。
【データ分析】
人気(過去10回)…1人気は[5-1-0-4]勝率50.0%、複勝率60.0%と高い勝率を誇る。3番人気以内の馬が[8-2-2-18]と勝ち馬は上位人気から出ているが、4番人気以下が[2-8-8-100]と2、3着は人気薄が来る傾向が見られる。しかしながら11番人気以下は[1-1-1-45]と苦戦しており、大穴狙いは厳しいと言える。
前走距離(過去10回)…3400メートルの長距離戦ともあり、前走で2200メートル以上のレースを走っていた馬が9勝と長距離慣れしている馬の活躍が目立つ。特に前走2400or2500メートルのレースを走った馬が[4-8-6-42]と複勝率が高い。一方で前走2000メートル以下の馬は[1-1-0-17]と苦戦している。
前走クラス(過去10回)…前走重賞に出走していた馬は[4-1-3-52]単勝回収率21%、複勝回収率48%とあまり振るわない。前走ハンデ戦組が[5-4-7-58]と馬券内の多くを占め、単勝回収率281%と好成績。OP昇級戦の馬は[2-6-5-32]複勝率28.9%と勝ちきるのは難しいが、複勝率は高い。
◆アドマイヤフライト
・陣営コメント/橋田調教師
「前走(日経新春杯3着)は、ひと追い足りない状態での出走ということもあって、馬体に多少余裕が残っていました。その分最後は伸び切れませんでしたが、内容は悪くなかったし、一度使っての上積みが見込める状況。あまり使い込むと腰に疲れが出るタイプだけれど、しっかりとケアして良くなっているし、期待しています」
◆ファタモルガーナ
・陣営コメント/佐藤調教助手
「前走(ステイヤーズS2着)は