ダートグレード初挑戦でもリアライズリンクス/さきたま杯
◆ここでも互角に勝負できるレベルにあると見る
ダートグレード初挑戦となるリアライズリンクスだが、互角に勝負できるレベルにあると見る。3走前のウインタースプリントは、不良馬場とはいえ58kgを背負って勝ちタイムが1分11秒2。東京盃や東京スプリントでも1分11秒台の決着はよくある。2着のジェネラルグラント、3着のサトノデートナともにダートグレードで5着の好走があるというレベル。2走前のフジノウェーブ記念は3着だったものの、ときに関係者もびっくりするような強い競馬をするセイントメモリーが、まさにその強さを見せてというレースだった。そして前走プリムローズ賞は逃げ切り9馬身差の圧勝。楽にマークした1分26秒0という良馬場でのタイムは、過去10年のさきたま杯の勝ちタイムでも4番目にあたる優秀なもの。ただ中央一線級との厳しいペースを経験していないだけに、タイセイレジェンドあたりが競りかけてきてハイペースになったときにどうだろうという不安はある。
このレース連覇がかかるのがノーザンリバー。思わぬ凡走となったJBCスプリント、カペラSから休みを挟み、東京スプリント(3着)を叩いてということで状態も上向いてるもよう。JBCクラシック勝ちの2頭より1kg軽いことも有利。力を発揮できる条件が揃った。
ドリームバレンチノの前走東京スプリント6着は、能力を発揮していないことは明らか。59kgを背負った黒船賞が、勢いのあるダノンレジェンドの2着で、その力が発揮できればここでも勝ち負けになる。
タイセイレジェンドは、昨年のJBCスプリントではすんなりと逃げ、ドリームバレンチノからクビ+1/2馬身差の3着と久しぶりの好走。ただ相対的に斤量を背負うことになる別定戦では苦戦が続いている。
トロワボヌールは、今回、ダートグレードで初めての牡馬との対戦。左回りならスムーズに競馬ができ、54kgはたしかに有利だが、このメンバーに入ってどこまで食い下がれるか。
トーセンベニザクラは、中央では芝の実績のみだが、前走しらさぎ賞3着のレースぶりから、連下ならひょっとして、ということはあるかもしれない。
◎リアライズリンクス
◯ノーザンリバー
▲ドリームバレンチノ
△タイセイレジェンド
△トロワボヌール
△トーセンベニザクラ