実績上位のレッドアリオンが巻き返しを期す/関屋記念
サマーマイルシリーズ第2戦・関屋記念。今年の登録馬ではレッドアリオンが実績上位と言えるだろう。前走はハンデ戦で敗れたが、別定戦の今回は巻き返しが期待されるところだ。出走を予定している主な有力馬は以下の通り。
■8/16(日) 関屋記念(3歳上・GIII・新潟芝1600m)
レッドアリオン(牡5、栗東・橋口弘次郎厩舎)は近2走はともに8着に終わっているが、3走前にマイラーズCを勝っているように、ここでは実績上位。斤量もハンデ戦だった前走から軽くなり、一気の巻き返しが期待されるところだ。
カフェブリリアント(牝5、美浦・堀宣行厩舎)は昨年末からの3連勝で、今年の阪神牝馬Sを制した。GIのヴィクトリアマイルでは敗れたが、5着なら上々の成績。ここでも好走して秋につなげたいところだろう。
スマートオリオン(牡5、美浦・鹿戸雄一厩舎)はマイルの前走(中京記念)で早目先頭からの押し切り。デキが上向いていたことも確かだが、強い内容だった。新潟コースには実績がないが、合わないということもなさそうで、ここは重賞連勝の期待がかかる。
サトノギャラント(牡6、美浦・藤沢和雄厩舎)は昨年のこのレースで3着に入った。前々走で同条件のレースを勝っているようにコース相性は良く、そろそろ重賞に手が届いてもおかしくはない。
その他、ここなら実績上位のエキストラエンド(牡6、栗東・角居勝彦厩舎)、前走が好内容のアルマディヴァン(牝5、美浦・ 高橋文雅厩舎)、3歳のマイル重賞馬ヤングマンパワー(牡3、美浦・手塚貴久厩舎)、激しくもたれるなど粗削りだが力はあるマジェスティハーツ(牡5、栗東・松永昌博厩舎)辺りも好走圏内。発走は15時45分。
【データ分析】
人気(過去10回)…1番人気は[3-4-1-2]勝率30.0%、複勝率80.0%とそれなりに信頼しても良さそう。1〜5番人気が[8-9-3-30]複勝率40.0%、複勝回収率80%と2着以内の大半を占め、6〜10番人気が[1-1-5-43]複勝率14.0%、複勝回収率61%、11番人気以下が[1-0-3-62]複勝率6.1%、複勝回収率48%とどちらかというと人気馬がそのまま走る傾向があるレース。
枠番(過去10回)…1〜4枠が[2-2-3-65]複勝率9.7%、複勝回収率21%とかなりの低成績。5〜6枠が[0-4-4-32]複勝率20.0%、複勝回収率67%。7〜8枠が[8-4-4-38]複勝率29.6%、単勝回収率218%、複勝回収率111%と外枠であるほど有利な傾向。8番人気以下[1-1-7-87]で3着以内に入った馬の内9頭すべてが5〜8枠で、内枠で人気薄の馬は全て消し評価にしたいところ。
前走3角(過去10回)…前走の3コーナーを7番手以内で通過した馬は[6-5-6-64]複勝回収率87%と安定しているのに対し、8番手以下の馬が[4-5-5-67]複勝回収率39%と低調な成績となっている。直線が長い新潟だが、前で競馬をするような馬に分があることに注意したい。8番手以下だった馬でも人気馬は堅実に走っているほか、7番手以内の馬でも内枠の馬は成績が振るわないことにも注意が必要である。
◆レッドアリオン
・陣営コメント/橋口調教師
「前走(中京記念8着)は斤量を背負っていましたし、スタートでやや遅れてしまい、後方から外を回る展開。厳しいレースになってしまいました。競馬の後は特に反動もなく調整できていますし、中2週でも体調も変わりなく来ています。今回は