◆サンビスタは調子を取り戻せればという可能性はおおいにあるが…
今年もJBCまで強いレースを続けるかと思われたサンビスタだが、牡馬一線級相手のかしわ記念はともかく、牝馬同士に戻ったスパーキングレディーCでも3コーナーあたりから手ごたえがなくなり、勝ったトロワボヌールから0秒9も離され、まったくこの馬らしくない競馬だった。調子を取り戻せればという可能性はおおいにあるが、引き続きという不安もあっての対抗まで。
それで中心にしたのは、3連勝でエンプレス杯を制したアムールブリエ。5カ月ぶりの実戦ということで不安はないでもないが、連勝の勢いは怖い。
サンバビーンは、中央でオープンまで出世したと思ったら、北海道に移籍。初戦のヒダカソウCこそ4着だったが、ノースクイーンCではあらためて1番人気に支持され、2着に6馬身差をつけて逃げ切った。牡馬相手の準オープンを勝ったということなら、牝馬同士のダートグレードで十分通用する。
キャニオンバレーは準オープンを勝っての重賞初挑戦。武豊騎手がマイペースの逃げに持ち込めるかだが、内に速そうな馬も何頭かいて、13番枠からのスタートでは厳しいかもしれない。
関東オークスで大差圧勝のホワイトフーガだが、経験豊富なこのメンバーを相手に、しかも55キロを背負ってというでは楽な競馬にはならないだろう。
◎アムールブリエ
○サンビスタ
▲サンバビーン
△キャニオンバレー
△ホワイトフーガ