新馬戦、中京2歳Sを勝ったシュウジが3連勝での重賞制覇を狙う。フェニックス賞を圧勝したコウエイテンマなどがこれを阻むか。出走を予定している主な有力馬は次の通り。
■9/6(日) 小倉2歳S(2歳・GIII・小倉芝1200m)
シュウジ(牡2、栗東・橋口弘次郎厩舎)は新馬戦、中京2歳Sと2連勝。特に前走の中京2歳Sは最後流して3馬身差という圧勝だった。今回は距離短縮・右回りがカギとなるが、ここまでの2戦ともに抜群のスタートから楽に先行するというセンスの高さを見せており、問題なくこなしてくれそう。3連勝での重賞制覇が期待される。
コウエイテンマ(牡2、栗東・川村禎彦厩舎)はデビュー2戦目の中京2歳Sでは伸びきれず5着に終わったものの、続くフェニックス賞では直線で一気に突き抜け、後続に5馬身差をつけて圧勝した。この条件との相性は良さそうで、ここでも好走が期待される。
その他、新馬戦を楽勝したジュンゲル(牡2、栗東・藤原英昭厩舎)、フェニックス賞2着のオフクヒメ(牝2、栗東・松下武士厩舎)、新馬戦で超人気薄ながら強い競馬を見せたオウケンダイヤ(牝2、栗東・西村真幸厩舎)、新馬戦では敗れたものの2戦目で完勝したレッドラウダ(牡2、栗東・音無秀孝厩舎)辺りもタイトルを狙う。発走は15時35分。
【データ分析】
人気(過去10回)…1番人気は[1-3-3-3]勝率10.0%、複勝率70.0%と勝率は低いが複勝率は好調。1〜5番人気が[9-7-7-27]複勝率46.0%、複勝回収率87%と人気馬は全体的にも優秀な部類。6〜10番人気が[0-3-2-45]複勝率10.0%、複勝回収率47%と芳しくなく、11番人気以下が[1-0-1-50]複勝率3.8%、複勝回収率56%と前年15番人気1着オーミアリスが記憶に新しいが、人気薄はどちらかというと来づらいレース。
前走着順(過去10回)…前走の着順が2着以下の馬は[1-1-3-26]複勝率16.1%、複勝回収率32%と低い回収率。前走1着が[9-9-7-96]複勝率20.7%、複勝回収率71%と馬券圏内の大半を占める。前走1着馬の前走クラスの内訳をみると、新馬[3-5-6-54]複勝率20.6%、複勝回収率90%、未勝利[5-1-0-36]複勝率14.3%、複勝回収率29%、OP[1-3-1-5]複勝率50.0%、複勝回収率129%となっている。
馬体重(過去10回)…牡馬が[3-5-5-66]複勝率16.5%、複勝回収率51%、牝馬が[7-5-5-56]複勝率23.3%、複勝回収率77%と複勝率・複勝回収率共に牝馬が優秀。買える牝馬の条件としては、馬体重が440kg未満の馬が[1-2-2-26]複勝率16.7%、複勝回収率29%、440kg以上の馬が[6-3-3-30]複勝率28.6%、複勝回収率112%と小さくない馬を狙う方が良い。
◆シュウジ
・陣営コメント/橋口調教師
「前走(中京2歳S1着)はすんなり前に行って思った以上に強い競馬でした。その後は短期で放牧に出して、ここを目標に帰厩。順調に調整できています。パワーがあるタイプなので、多少馬場が荒れても問題ないでしょうし、距離短縮もむしろプラスに捉えています。1週前追い切りの動きも