今年の北海道では様々な出来事があったそうです。プライベートでは新しい趣味ができたり、競馬では特別戦初勝利など、色々と語っていただきました!
(取材・文/大薮喬介)
石川には負けたくない!
――ツイッターを始めたのは、競馬学校を卒業したあたりからですか?
井上 そうだったような気がします。いつだったか、あまり、覚えてないですね(笑)。
――結構、マメにツイートしていますよね。そういえば、義ジョッキーもツイッターをしていましたが、止めましたよね。
井上 ホモ疑惑が出て、止めたんですよね(笑)。
――キシュトーークで否定していましたけど、実際はどうなんですか?
井上 義ですか? (競馬学校で)3年間一緒にいましたけど、そんな感じはなかったですけどねぇ。みなさんのご想像にお任せします(笑)。
――そろそろ競馬のお話を(笑)。夏は2年連続で北海道にフル参戦ですね。これは自分で決めたことなんですか?
井上 いや、所属の本間先生に言われてですね。北海道は関西の厩舎との交流もありますし、美浦にいる時よりも、自分で調教をしてレースに出走することが多いんです。調教からレースで結果を出すまでの過程を学ぶにはうってつけの場所だということで、先生に薦められました。
――1年目の北海道はいかがでした?
井上 レースで言えば、展開が速くて、少しとまどいました。みんな、早め早めに動くので、最初はついていくのが精一杯でしたね。あとは、やはり関西の方と交流を持てたのはすごく良かったです。
――北海道の生活はどうです?
井上 いいですよ〜。気候もいいし、食べ物もすごくオイシイです!
――そういえば、ツイッターを見ましたけど、今年は食あたりをしたとか(笑)。
井上 うわっ、そこまでチェックしているんですか、まいったなぁ(苦笑)。函館最後の夜に食あたりになってしまいました(笑)。
――今年の北海道は食あたり以外、何かありました?
井上 とくに何もないですねぇ。あっ、競輪に行きました。ちょっと、ハマりそうです(笑)。
――もともと、ギャンブルに興味があったんですか?
井上 いやぁ、パチンコもしないですし、これまでギャンブルに興味があったわけではないです。
――聞けば聞くほど、真面目ですねぇ。
井上 義のようなタイプが同期にいるから、しっかりしないといけないと思ったのかもしれませんね(笑)。
――ははは。同期の中では、石川ジョッキーが同じ関東所属です。
井上 普段から、仲はいいですよ。だからこそ、負けたくないです。先週(8月22〜23日)も僕が1つで、彼は2つ勝っていますからね。すごく悔しい!
――良きライバルなんですね。でも、井上ジョッキーもその1つが、初めての特別勝ちだったんですよね。
井上 うれしかったです(笑)。でも、特別を勝ったことがないジョッキーが乗っているのに、1番人気でしたからね。それだけ馬の能力があったということです。
――いやいや、1番人気で勝つのもプレッシャーがあるでしょうし、結果を出したのはスゴいことだと思いますよ。
井上 ありがとうございます!
――昨年と比べて、今年の北海道の手応えはいかがですか?
井上 2年目ということもあって、やりやすさは昨年以上ですし、レースにしても周りが見えるようになったと思います。
――1年目が函館1勝、札幌が2勝。2年目が今のところ函館2勝、札幌4勝(8月23日まで)です。この結果はいかがですか?
井上 昨年よりは勝っていますが、結果には全然満足していません。多く乗せていただいているので、もっと勝たないといけないという気持ちのほうが強いです。
「多く乗せていただいているので、もっと勝たないといけないという気持ちのほうが強いです」
【次回のキシュトーークU25は!?】
今年は順調に勝ち星を伸ばしている井上ジョッキーですが、昨秋はスランプに陥っていました。その時の心境、そして救世主(?)となったトーセンナチュラルについて語っていただきます!