こんにちは、むねひろ よしたかです。
『エクイノム・スピード遺伝子検査』に触れる機会がありました。
簡単に言えば、馬の血液から距離適性を測るもの。
C:C型=短距離馬(千〜千六)
C:T型=中距離馬(千四〜二四)
T:T型=長距離馬(二千〜)
という3つに区分されます。
以前矢作厩舎に属していたヒュウマ(現在は斎藤誠厩舎)は、1回目の1000万以下クラスを勝つまでは芝千四・千六ばかりに照準を合わせて使われていました。
しかし、この検査でC:T型という結果を受けて、距離を延ばされました。降級して再度1000万以下クラスを勝った際の距離は二千。
準OPクラスも千八で勝ち、OP特別でも千八で<3>着するまでに成績を延ばしました。
ただ、C:T型と言っても距離の幅は1000mもあります。
先日美浦の国枝厩舎に伺った際に、国枝調教師とこの検査についての話に少しなりましたが、朝日杯FSを勝ったダノンプラチナもC:T型とのこと。
しかし、距離の幅がここまで大きいと、完全な距離適性を知るのは容易ではないというニュアンスでした。
2014年の北海道トレーニングセールにおいて最高価格で競り落とされたビヨンジオールの検査結果はT:T型。
しかし、これまで挙げた勝ち星は2つとも、真逆とも言える千二の距離でのものです。
育成での過程も、距離適性に大きく影響を与えることを物語っていると言えます。
あくまでも参考程度となりますが、頭打ちになっている馬などが新味を試すためなどには有効な手段になり得ます。
たまに、競馬新聞にも陣営のコメント欄でこの検査について触れられていることがあります。気にしてみて下さい。
◆東京ハイジャンプターゲット馬→
アシュヴィン 1年2ヶ月という長期休養明けにも関わらず、いきなり勝利。OP特別だったとはいえ、これは高評価に値します。『やはり能力がある。凄い馬だ』と陣営もべた褒めしています。使われたことによる状態面の上積みはかなり大きいものがあるでしょうし、初めての東京コースも特に気になりません。この相手でも食い込みには注意したいところです。
◆府中牝馬Sターゲット馬→