昨年に比べて、すでに倍の勝ち星を挙げている石川ジョッキー。今年飛躍した理由をお聞きしていきます。秘密はトレーニングにあり!?
(取材・文/大薮喬介)
目標はライアン・ムーア騎手です
――よく木馬でトレーニングをしているそうですね。今も続けていますか?
石川 続けていますよ。競馬学校時代も含めて、今年は一番乗っている回数が多い気がします。
――1回のトレーニングで、どのくらい乗っているんですか?
石川 30分から1時間くらいですね。騎乗フォームなどをチェックしたり、参考にしているジョッキーの乗り方を試しています。
――その参考にしているジョッキーとは?
石川 尊敬する存在であり、目標にもしているライアン・ムーア騎手です。豪快というか、誰が見ても追えることがわかる騎乗じゃないですか。人気馬をきっちり持ってくるところが本当にスゴい! 僕もそういった部分が欲しいと思ったので、ライアン・ムーア騎手を手本にしています。もちろん、まだまだですけど、いつか自分のモノにしたいですね。
――今年から木馬に乗る回数が増えたとおっしゃっていましたが、最近それが成績に反映されてきているのではないですか? 実際、7月は5勝、8月は7勝です。
石川 今年の夏でいえば、去年よりも成績がいいですよね。でも、いい馬に乗せていただいていますし、減量効果で勝っているレースも多いと思うので、現状の成績には満足していません。木馬の効果はどうなんでしょうね…。評価は自分でするものではないと思っているので、周りの方々に判断していただければ。
――9月に入ってから、ちょっと成績が伸び悩んでいます(9月13日まで)。ただ、それでも2ケタ人気を3着に持ってきたり、人気薄で惜しい競馬が結構ありますよね。
石川 そうなんです。最近、勝ち切れないレースが続いているので、いろいろなことを見直さないといけないですね。本当に2、3着のレースが一番悔しいんですよ。ファンの方々には貢献できているかもしれないですが、ジョッキーとしてはやはり勝ち星が欲しいです。
――今年の中で、もっとも上手く乗れたと思うレースはありますか?
石川 今年ですか…、いやぁ、ないですね。これまで勝ってきたレースは馬が強かったからだと思いますから。
――逆に悔しかったレースは?
石川 う〜ん……、ノンコノユメで500万を2戦連続で負けたのが悔しかったです。その後のレースを見ればわかると思いますが、勝てる力があるのに負けてしまったので…。
――昨年の12月に2着したのと、今年の2月に3着だったレースですね。今振り返ってみて、敗因はなんだったのでしょうか?
石川 2戦とも3キロ減でしたし、まだ成長途上だったとはいえ、能力があるのは間違いなかったですからね。今思えば、レースが甘いというか、まだまだ仕掛けどころがわかっていなかったですし、ペースも読めていなかったですよね。
――今乗れば、結果は違っていたと思いますか?
石川 今だったら違います。勝てる自信があります!
![キシュトーーク](https://cdn.netkeiba.com/img.news/style/netkeiba.ja/data/young_jockey/151021_01.jpg)
今だったら違います。勝てる自信があります!
【次回のキシュトーークU25は!?】
石川ジョッキーのインタビューも次回で最終回。一問一答でさまざまなことを聞いていきます。意外な食べ物が嫌いだったり、カラオケの十八番など、20歳の素顔に迫ります!
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