連勝中の好素材が激突!無傷で重賞Vを決めるのは/東京スポーツ杯2歳S
デビューから無傷の2連勝を飾っており、その内容も優秀なプロディガルサン・ロスカボス・マイネルラフレシアがここで激突。これらが3連勝を決めてクラシック戦線に名乗りを上げるか、それとも他に台頭する馬が現れるか。出走を予定している主な有力馬は以下の通り。
■11/23(祝月) 東京スポーツ杯2歳S(2歳・GIII・東京芝1800m)
プロディガルサン(牡2、美浦・国枝栄厩舎)は先日の菊花賞で2着に入ったリアルスティールの全弟。2連勝の内容が秀逸で、GIで好走を続ける兄よりも切れを感じさせるレース内容。ここでも上位争いが期待される。
ロスカボス(牡2、栗東・高野友和厩舎)は新馬戦、野路菊Sともに大きく出遅れながら差し切り勝ち。負かしている相手もアストラエンブレムにブラックスピネルと強力で、ここでスタートを克服すれば圧勝してもおかしくない素材。
マイネルラフレシア(牡2、美浦・高橋裕厩舎)の前走は狭い所を割って、通常は負けているようなところを勝ち切った。勝負根性が素晴らしく、それを生かすだけの決め手もある。大崩れは少なそうなタイプだ。
その他、萩Sで2着のスマートオーディン(牡2、栗東・松田国英厩舎)、紅一点だが新馬戦でいい脚を見せたアグレアーブル(牝2、美浦・斎藤誠厩舎)、新馬戦快勝のキラージョー(牡2、栗東・藤岡健一厩舎)なども上位を窺う。発走は15時25分。
【データ分析】
人気(過去10回)…1人気は[6-2-0-2]勝率60.0%、複勝率80.0%と高い勝率を誇る。1〜5番人気が[8-9-5-28]複勝率44.0%、複勝回収率89%と連対馬の大半を占め、6〜10番人気が[2-1-4-43]複勝率14.0%、複勝回収率80%。11番人気以下が[0-0-1-42]複勝率2.3%、複勝回収率57%と、連対馬のほとんどは人気馬から出ているレース。
前走脚質(過去10回)…前走の上がり3Fが2位以内の末脚を発揮した馬は[9-7-10-66]複勝率28.3%、複勝回収率102%と大半を占める。3着の10頭すべてが該当するので、ヒモ荒れをもたらす穴馬は末脚を武器にしているタイプから選びたい。特にその前走上がり3F2位以内の馬の中でも、前走1着だった馬が[9-6-8-48]複勝率32.4%、複勝回収率123%と好成績。
前走クラス(過去10回)…前走が新馬だった馬が[6-0-2-23]勝率19.4%、単勝回収率238%と高い勝率。前走未勝利戦の馬は[1-2-5-26]複勝率23.5%、複勝回収率162%とこれも好調。前走500万組は[0-2-0-17]複勝率10.5%、複勝回収率20%と不調傾向で、OPEN特別だった馬[2-4-3-28]複勝率24.3%、複勝回収率49%・重賞だった馬は[1-1-0-15]複勝率14.3%、複勝回収率16%とクラスレベルが低いレースからの臨戦馬が強い傾向。ただ、前走がOPEN特別・重賞の馬の中でも、5番人気以内[3-5-3-13]複勝率45.8%と6番人気以下[0-0-0-30]複勝率0.0%で大きな差があり、その前走で前述の上がり3F1位を記録できていた馬は[4-2-5-23]複勝率32.4%、複勝回収率163%と好成績。上がり順位、クラスの順番で意識したい。
◆プロディガルサン
・一週前調教診断/井内利彰
新馬、芙蓉Sと連勝。前走に関しては、夏場に関わらず追い切り本数が多く、最終追い切りではインパルスヒーローを追走して馬なりで先着する内容。休み明けでも能力全開で出走していたと考えてよいだろう。2ヶ月ぶりの今回だが、追い切り本数は多くないものの、きっちりと水準量はこなせている。
前走、前々走に比べると