今年から重賞に格上げして行われるターコイズS。重賞となっただけあって、GI馬レッドリヴェールや、今年のヴィクトリアマイル2着のケイアイエレガントなどメンバーも揃った。初代覇者となるのはどの馬か。出走を予定している主な有力馬は次の通り。
■12/19(土) ターコイズS(3歳上・牝・重賞・中山芝1600m)
レッドリヴェール(牝4、栗東・須貝尚介厩舎)は2走前の府中牝馬Sでは直線で完全に行き場をなくし、15着と惨敗してしまった。続くマイルCSでも15着に終わったが、ここでは実績最上位の存在。巻き返しての復活勝利を期待したいところだ。
ケイアイエレガント(牝6、美浦・尾形充弘厩舎)はここがラストラン。6歳馬ながら今年は京都牝馬Sを勝って、ヴィクトリアマイルで2着に入り、続く安田記念でも牡馬相手に5着と健闘した。秋の2戦は期待ほどの結果は出せなかったが、ここで有終の美を飾れるか。
カフェブリリアント(牝5、美浦・堀宣行厩舎)は前走の府中牝馬Sで3着。不利な大外枠の上に他馬より1キロ重い斤量を背負い、さらに道中掛かりながらも追い上げてきており、力のあるところは十分に見せた。距離短縮は歓迎で、ここは重賞2勝目の期待がかかる。
その他、府中牝馬Sを勝ったノボリディアーナ(牝5、栗東・松永昌博厩舎)、前走牡馬相手のオープン特別で3着に入ったアイライン(牝3、美浦・高橋裕厩舎)、秋は惨敗も春に重賞を勝っているシングウィズジョイ(牝3、栗東・友道康夫厩舎)・キャットコイン(牝3、美浦・二ノ宮敬宇厩舎)、夏のクイーンSを制したメイショウスザンナ(牝6、栗東・高橋義忠厩舎)辺りも上位争いの圏内。発走は15時25分。
【データ分析】
人気(OPとして芝1600mで行われた過去9回)…1人気は[2-1-1-5]勝率22.2%、複勝率44.4%。1〜5番人気が[5-7-5-28]複勝率37.8%、複勝回収率75%、6〜10番人気が[3-1-3-38]複勝率15.6%、複勝回収率67%。11番人気以下が[1-1-1-35]複勝率7.9%、複勝回収率115%と全体的な偏りはそこまでない印象。
所属(OPとして芝1600mで行われた過去9回)…美浦所属の馬が[6-6-8-67]複勝率23.0%、複勝回収率104%、栗東所属の馬が[3-3-1-33]複勝率17.5%、複勝回収率43%と美浦所属の馬の方が質量ともに上回っている。美浦所属の馬の中でも前走が関西圏でのレースの場合は[2-5-2-8]複勝率52.9%、複勝回収率220%と好調。
馬体重(OPとして芝1600mで行われた過去9回)…当日の馬体重が499kg以下の馬は[7-7-8-93]複勝率19.1%、複勝回収率63%に対して、500kg以上の馬は[2-2-1-8]複勝率38.5%、単勝回収率972%、複勝回収率269%と穴をあけている。該当馬がそもそも少ないので、出てきたら狙っていきたい。
◆カフェブリリアント
・一週前調教診断/井内利彰
11走前に堀宣行厩舎に転厩し、500万下を勝って、一気に重賞制覇。その後は連対することができていないが、常に勝ち馬から差のない競馬をしている。府中牝馬Sからレース間隔はあいているが、11月下旬から時計を出しており、調教量は全く問題ない。
1週前追い切りは南Wで古馬1600万下を追走する内容