東出ヒロ　ストレイトガールが引退しちゃうんだね。

netkeiba編集部（以下：編）　そうなんですよ、今年のヴィクトリアマイルを7歳で勝ち、牝馬の最高齢G1勝利記録を作ったストレイトガールですが、管理する藤原師によると「心技体が整わなくなってきた」ということで引退を決めたようです。

東出　残念だよね、なんか好きだったんだよね〜。

夏目行人　父フジキセキ×母父タイキシャトルという競馬ファンに馴染みのある血統で、長く走り続けてきて6歳でG1初制覇、7歳にしてヴィクトリアマイルを1分31秒5のレコード勝ち。確かに、もう少しターフで見たい馬だった。

東出　G1を勝ったときはよく穴馬を連れてきたよね。最初のヴィクトリアマイルが2着ケイアイエレガント（12番人気）、3着ミナレット（18番人気）で3連単2070万5810円。スプリンターズSが2着サクラゴスペル（11番人気）、3着ウキヨノカゼ（9番人気）で3連単10万6170円。2度目のヴィクトリアマイルは自身が7番人気だったから、2着ミッキークイーン（1番人気）、3着ショウナンパンドラ（2番人気）でも3連単で4万8310円ついた。

編　初勝利は札幌の2歳未勝利戦でしたが、ここでも3連単11万2840円の配当だったんですよね。不思議と高配当と縁のある馬でした。

夏目　初重賞のシルクロードSはよく覚えている。内枠から逃げてロスのない競馬だったレディオブオペラを直線でとらえて、最後は2馬身半差。高いスプリント能力を感じさせたが、マイルG1でレコード勝ちするまでになるとは……。

編　強いというだけではなく、印象に残る馬でしたね。繁殖入り後はフランケルと交配するプランもあるそうで、母としても期待したいところです。さて、前回の結果を報告いたしますが、対象レースのキーンランドCは夏目さんのブランボヌールが1着（2番人気）、東出さんのセカンドテーブルが13着（11番人気）という結果でした。投票は60対44で夏目さんに軍配があがっております。馬券圏内は1〜3番人気が占めましたから、東出さんには厳しいレースになりましたね。

過去10年で1番人気はわずか1連対

編　第42回の答弁テーマは、新潟開催のフィナーレを飾る新潟記念です。今回も、おふたり1頭ずつの推奨馬でお願いいたします。では夏目さんから、よろしくお願いいたします。

夏目　過去10年で1番人気の連対はわずかに1回（14年マーティンボロ）。平均配当も単勝で1849円、馬連で9346円ですから、波乱含みのレースといえるでしょう。
　人気別の成績では4〜6番人気が[5-3-1-21]で連対率27%と好相性、前走別では七夕賞組が[2-3-1-17]の連対率22%、単勝回収値236%の複勝回収値130%で狙いどころといえるでしょう。
　上記を加味したうえで、私が選ぶ1頭はnetkeiba予想オッズ6番人気のルミナスウォリアーです。前走の七夕賞はアルバートドックの後塵を拝しました（8着）が、左回り［3-5-1-1］という左回り巧者だけに、アルバートドックより3キロ軽い負担重量ならば逆転の可能性はじゅうぶん。新潟コースも［2-0-0-0］と得意としており、前走の敗戦に目をつぶって狙う価値があると考えます。

編　ありがとうございました。お次は東出さん、よろしくお願いします！

東出　波乱気配濃厚！　このレースこそ穴党の出番ということで、オレの1頭は予想オッズ15番人気の