原良馬さんは“本業”で受賞されましたが、私は…
パンパカパーン!もうみなさんご存知とは思いますが、不肖私儀、このたび、去年上梓した「競馬と鉄道〜あの“競馬場駅”はこうしてできた」の著者として2018年度JRA賞馬事文化賞を受賞しました!!
公式サイトの受賞者コメントにもあるとおり、これは多くの方々のご協力なくしてはあり得なかった話。そうした方々には、この場をお借りして重ねて御礼申し上げます。
受賞作となったあの本は、競馬と鉄道とが深い絆で結ばれていることを、競馬ファンだけでなく鉄道ファンのみなさんにもご理解いただきたく、それを証明するためのさまざまな資料をふんだんに取り入れて書いたものです。馬事文化賞の選考対象になるとは思っていたものの、いざ発表の日が近づいてくると、「選ばれるかな?選ばれたらどうしよう?」なんて、だんだんとソワソワ、ドキドキするようになっちゃいました。
出版社の方いわく、「表発は8日の午後4時頃。受賞してもしなくてもJRAから連絡があり、すぐに結果をお知らせします」とのこと。実は私、その日は“南九州廃競馬場巡り”の真っ最中でした。旧宮崎競馬場(現JRA宮崎育成牧場)の取材などを終えて、市内の某有名フルーツパーラーでミックスジュースを飲みながら、電話がかかってくるのを待ちました。
まぁなにしろ、そういう体験は初めてでしたからね。4時を過ぎてもしばらく“ナシのつぶて”だったので、「これはきっと他の方が受賞して、その連絡などに時間がかかっているに違いない」とあきらめかけていたら携帯が振動。すぐに出てみると「受賞しました!」というウレシイ知らせでした。
その時は、不思議なことにちょっと気が抜けたような感じになりました。「あぁ、あの本を書いてよかったなぁ」というシミジミとした思い、と言ったらいいんでしょうか。
それから後は、メールやSNSを通じて、数多くの方々からお祝いのメッセージを頂戴しました。そうそう、当サイトのニュースに対する書き込みでもお寄せいただきましたね。みなさん、本当にありがとうございました。
さて、今回のJRA賞馬事文化賞では、「ウイニング競馬」でおなじみの原良馬さんが功労賞を受賞されました。こちらもたいへん嬉しい話。競馬記者、解説者として原さんが競馬に携わってこられた年数は50年近くにも及びます。そんな大先輩を差し置いて、私が先に受賞することにならずによかった。そう思っているところです。
原さんは“本業”で受賞されましたが、私の場合は“副業”が認められての受賞。“本業”ではまだまだご健在の大ベテランが多数いらっしゃいますから、私なんてまだまだ若造ですよ。今後も、原さんや数年前にNARグランプリ特別賞を受賞された兵庫の吉田勝彦アナウンサーをお手本に精進を続けなきゃいけませんね。今回の受賞を糧にして頑張りますので、なにとぞよろしくお願いいたします!