先週のWIN5は4月28日が196万6940円、4月29日が513万9380円の配当で決着。どちらも総組み合わせ数は少なめでしたが、単勝オッズ10倍以上の伏兵がそれぞれ2勝するなど、小さめの波乱が続きました。
ちなみに、単勝1番人気の支持に応えて優勝を果たしたのは、天皇賞(春)のフィエールマン(単勝オッズ2.8倍)のみ。単勝オッズ2.5倍未満の支持を集めた馬は両日合わせて5頭いたものの、すべて2着以下に敗れています。「狙っていた伏兵は勝ったけれども、絞ったレースで失敗してしまった……」といった具合に、悔しいハズレ方をしたプレイヤーが多かったんじゃないでしょうか。
明日5月5日のWIN5は総出走頭数が83頭、総組み合わせ数が125万3376通り(土曜16時現在)。このまま出走取消等がなければ、総組み合わせ数は歴代で4番目の多さです。しかも、対象5レースはすべて重賞とオープン特別。史上屈指の難度である一方、購買意欲を刺激される回でもありますから、どう折り合いをつけて予算の範囲内に収めるかが一番のポイントかもしれません。
◆谷川岳Sは馬格のない馬が大不振
1レース目は3歳オープンの橘S(京都10R)。格の高いレースで善戦してきたジュランビル、ディープダイバーあたりが上位人気グループを形成すると思います。
2レース目は4歳以上オープン、ハンデキャップ競走のブリリアントS(東京10R)。戦績に安定感のあるアングライフェンらが注目を集めるでしょう。
3レース目は4歳以上オープンの谷川岳S(新潟11R)。4歳のアルーシャ、休養明け2戦目のプロディガルサンあたりに人気が集まりそうです。
4レース目は4歳以上オープンの鞍馬S(京都11R)。比較の難しいメンバー構成ですが、3連勝中のミラアイトーンに支持が集中するかもしれません。
5レース目は3歳GIのNHKマイルC(東京11R)。土曜16時の時点ではグランアレグリアが断然の1番人気となっており、アドマイヤマーズ、ダノンチェイサーが続いていました。
[伊吹式WIN5ランキング 2019年05月05日版]
1位 京都11R 4.ミラアイトーン
2位 東京11R 17.アドマイヤマーズ
3位 東京10R 7.プリンシアコメータ
4位 京都10R 1.ジュランビル
5位 新潟11R 15.プロディガルサン
【以上すべての馬を買うと1点買い】
6位 新潟11R 9.キャプテンペリー
7位 新潟11R 13.ミュゼエイリアン
8位 京都10R 7.ディープダイバー
9位 東京10R 6.ゴールデンブレイヴ
【以上すべての馬を買うと12点買い】
10位 東京11R 7.グランアレグリア
11位 京都11R 10.ダイメイフジ
12位 新潟11R 7.テトラドラクマ
13位 京都10R 5.アスターペガサス
14位 東京10R 5.アングライフェン
【以上すべての馬を買うと144点買い】
15位 東京11R 12.ワイドファラオ
16位 京都11R 17.カイザーメランジェ
17位 新潟11R 3.ハクサンルドルフ
18位 新潟11R 4.アドマイヤリアル
19位 京都10R 15.ブリングイットオン
20位 京都10R 12.ルマーカーブル
21位 京都10R 16.イッツクール
22位 東京10R 2.コスモカナディアン
【以上すべての馬を買うと1296点買い】
23位 東京10R 12.テルペリオン
24位 東京11R 1.クリノガウディー
25位 京都11R 15.モルトアレグロ
26位 京都11R 16.フミノムーン
【以上すべての馬を買うと3600点買い】
5レース目のNHKマイルC(東京11R)は東京や京都のレースを主戦場としてきた馬が人気を裏切りがち。「“中山・阪神、かつ1600m以上、かつオープンクラスのレース”において4着以内となった経験のない馬」は2013年以降[0-1-1-44]と苦戦しています。
また「前走の着順が2着以下、かつ前走の1位入線馬とのタイム差が0.3秒以上、かつ前走の距離が1600m以下だった馬」は2013年以降[2-0-0-36]。前走が1600m超のレースだった馬を除くと、大敗直後の馬は信頼できません。
さらに「“中央場所のレース”において“4コーナー通過順が2番手以内、かつ着順が1着”となった経験がない、かつ前走の4コーナー通過順が8番手以下だった馬」は2013年以降[0-0-2-39]ですから、先行力の低い馬も過信禁物。今年のメンバー構成なら、アドマイヤマーズ、グランアレグリアあたりを素直に中心視すべきでしょう。
3レース目の谷川岳S(新潟11R)は大型馬に注目したいレース。「前走の馬体重が480kg未満だった馬」は2014年以降[0-0-0-25]と苦戦していました。また「出走数が16戦以下だった馬」は2014年以降[0-1-0-16]、「出走数が28戦以上だった馬」は2014年以降[0-1-2-31]。
キャリアが極端に浅い馬だけでなく、キャリアが豊富過ぎる馬も評価を下げたいところです。今年はこれらの条件をクリアしているキャプテンペリー、プロディガルサン、ミュゼエイリアンあたりを狙ってみたいと思います。