こんにちは、むねひろ よしたかです。
13日(月曜日)・14日(火曜日)に国内最大のセリであるセレクトセール2020が行われました。
初日は1歳馬。この世代でディープインパクト産駒はほぼラスト(当歳は少数のみ)となります。12頭が落札されて合計24億9700万円。1頭平均が2億808万円ですから、物凄い価格高騰です!!最高価格馬は、シーヴの2019(牡馬)で5億1000万円。これは1歳セリ史上最高価格で、ショウナンの冠名で知られる国本哲秀氏が落札しました。
2日目は当歳馬。もうディープインパクト産駒・キングカメハメハ産駒が不在。それだけに、落札価格の1〜3位はハーツクライ産駒が占めました。最高価格馬は、ヒルダズパッションの2020(牡馬)で3億8000万円。ヨシダ・サンクテュエールの下に当たる馬で、ホウオウの冠名で知られる小笹芳央氏が落札しました。
新種牡馬では、サトノダイヤモンド産駒のサマーハの2020(牝馬)が唯一の1億円超えで、ジャスト1億円。シャケトラの下で、半兄と同じく金子真人HDが落札しました。
両日の合計でも、ハーツクライ産駒が首位の27億1800万円。36頭なので、1頭平均は7550万円となります。第2位が、上記のディープインパクト産駒。第3位は、ロードカナロア産駒で16億6100万円。35頭なので、1頭平均は4746万円でした。平均で見ると、ディープインパクト産駒にはまだまだ及びもしません。
2日間合計の落札総額は187億6200万円。これは、過去最高の205億1600万円の昨年に次ぐ第2位の数字。いまだコロナ禍である現状を考えると、大健闘と言えるのではないでしょうか。
◆函館記念ターゲット馬→カウディーリョ
(c)netkeiba.com、撮影:下野雄規
3走前の菊花賞で逃げを打ち0.6秒差と健闘。『8』着という着順よりも良い内容でした。続く2走前の関門橋Sは完勝の内容でした。前走のメトロポリタンSは0.1秒差・『4』着と決して悪い内容ではありませんでしたが、1000m通過が62.5秒というSペースでレースの上がりが33.6秒という瞬発力を要求される流れ。その中で切れ負けした形となりました。
今回は初めての函館となりますが、札幌で2勝。2走前の自身の上がりも35.4秒止まりだったことから、重い芝が合っているのはハッキリしています。コース替わりはプラス材料です。ハナを切る形がベストかもしれませんが、控える形も全く問題ありません。2000mの距離は2戦2勝。2:01.1・1:59.9なので時計面は平凡ですが、それだけに重い芝が味方になります。これまで8戦4勝とメンバー中最少のキャリアで、その半分が勝利と底を見せていません。ここでも。
ターゲット馬→トーラスジェミニ
(c)netkeiba.com、撮影:下野雄規
古馬OPクラスに昇級した緒戦となった3走前のダービー卿CTでは1.1秒差・『11』着に終わりましたが、続く2走前のエプソムCでは18番人気というシンガリ人気ながら0.2秒差・『3』着と好走。そして、前走の巴賞では後続に0.2秒差を付けて快勝しました。重い芝が合っていることは確かですが、