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【函館記念】最終6週目としては上々のコンディション

  • 2020年07月18日(土) 19時00分
毎週欠かさず馬場に関する情報を収集し、自身の予想に反映させるというスポーツニッポンの“万哲”こと小田哲也記者が、“予想に役立つ馬場情報”をコンセプトに、重賞が開催されるコースについて、当週の降水量・前日のレース結果等を踏まえた主観的意見から、よりライブな馬場状態を解説する。

 今夏の函館開催は開催日に雨による影響をほとんど受けなかったこともあり、現在行われているJRA3場では芝状態は最もいい。さらに今週は週初めから雨が降っていないこともあり、最終6週目としては上々のコンディション。Bコース替わり1週目となった先週同様に「内&前」が有利な傾向は今週も続いている。

 土曜は、芝競走は7鞍施行。勝ち馬の最終4コーナーの位置は「1番手、1番手、2番手、2番手、3番手、4番手、1番手」と完全に前有利の結果となった。メイン11R・函館2歳S(芝1200m)を勝ったリンゴアメが最終4コーナーでは一番後ろの位置にいたことになるが、この函館2歳Sも2着ルーチェドーロは最終4コーナー2番手からの粘り込み。前半3F33秒5と2歳戦にしてはかなり速いラップで逃げたフォドラも4着に逃げ粘っていた。内ラチ沿いの芝の傷みが少ないことと、直線の短さもあり、少々厳しいラップを刻んでも先行馬が粘る印象。

 函館記念はトーラスジェミニの逃げ想定。マイネルファンロン、カウディーリョ辺りが続くとみているが、Hペースにはなりそうもないメンバー構成。こうなると、函館記念自体は内枠有利の傾向もあって、例年通りに「内&前」が有利な図式。中〜外を回る差し馬は買いにくい。

スポーツニッポン新聞社記者。コラム「万哲の乱」担当。04年天皇賞・春のイングランディーレ(10番人気)、09年天皇賞・春のマイネルキッツ(12番人気)、同年菊花賞のスリーロールス(8番人気)など長距離G1の本命馬激走多数。15年は宝塚記念で3連単52万馬券がヒット。馬券相性は京都、阪神が良く、中山はダート1200メートルがとにかく好き。

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