アルゼンチン共和国杯は年明けに勝ち切っている馬が中心
前回10月31日のWIN5は1044万7480円の配当で決着。1レース目のオータムリーフS(阪神10R)を単勝オッズ18.1倍(7番人気)のデンコウリジエールが、2レース目の秋嶺S(東京10R)を単勝オッズ10.2倍(7番人気)のコパノマーキュリーが、3レース目のルミエールAD(新潟11R)を単勝オッズ11.2倍(6番人気)のマリアズハートが制したことで、払戻金額が一千万円の大台を超えました。
序盤から波乱が続いたことで、大半のプレイヤーは早めに的中の望みを絶たれてしまったはず。1〜3レース目をすべて単勝6番人気以下の馬が勝ったのは2014年の6月29日以来で、通算5回目となります。
余談ながら、これまでの4回はいずれも2014年の4〜6月に集中していたんですよね。改めて振り返ってみると、2014年の4〜6月は計13回のうち3回が一億円超、5回が二千万円超の配当で決着。高難度の回が続いた、歴史的な3か月間と言えるんじゃないでしょうか。
明日11月7日のWIN5は総出走頭数が76頭、総組み合わせ数が80万6400通り(土曜12時現在)。各レースの出走頭数にほとんど差がないので、絞るレースの選択が最大のポイントかもしれません。
【2021年11月07日発売分の1点予想】
東京10R 6.ゴールドパラディン
阪神10R 8.スマートクラージュ
福島11R 10.アスタースウィング
東京11R 5.フライライクバード
阪神11R 7.スワーヴアラミス
【1レース目 錦秋S(東京10R)】
直近のパフォーマンスを素直に評価した方が良さそう。「前走の着順が6着以下だった馬」は2015年以降[0-4-2-42]、「前走の条件が2勝クラス以下だった馬」は2015年以降[0-1-0-11]と、それぞれ安定感を欠いていました。コラルノクターン・ルコルセール・ラパンセソバージュらは評価を下げるべきだと思います。
狙ってみたいのはゴールドパラディン・バンブトンハート・フルデプスリーダーあたり。実績上位のゴールドパラディンは素直に押さえておきたいところです。
【2レース目 道頓堀S(阪神10R)】
今年の4〜5回阪神芝1400m以下、かつ3歳以上のレース(11月6日終了時点)は、外寄りの枠に入った馬が不振。「馬番が11〜18番の馬」は[0-1-2-20]と勝ち切れていません。
ロードベイリーフ・ハッシュゴーゴー・カワキタアジン・ロジーナ・サウンドカナロアあたりも有力だと思いますが、やはり中心視したいのはスマートクラージュ。コースもプラスに働くでしょう。
【3レース目 フルーツラインC(福島11R)】
ほぼ同じ条件で施行された2020年の河北新報杯は、前走に500kg以上の馬体重で出走していた馬が1〜4着を占めました。オヌシナニモノ・スペクタクル・スワーヴシャルル・サイファーシチーらは扱いに注意すべきだと思います。
面白そうなのはライバーバード・アスタースウィングあたり。アスタースウィングは展開に恵まれる可能性も高そうです。
【4レース目 アルゼンチン共和国杯(東京11R)】
しばらく勝ち切れていない馬は過信禁物。「“同年、かつJRAのレース”において1着となった経験のない馬」は2014年以降[1-2-0-48]ですから、オーソリティらは信頼できません。
また「生産者がノーザンファーム以外、かつ前走の着順が4着以下・競走中止だった馬」も2014年以降[0-2-1-55]なので、ディアマンミノル・マイネルウィルトスをはじめとする該当馬は評価を下げるべきでしょう。
ちなみに「出走数が16戦以上、かつ前走の上がり3ハロンタイム順位が5位以下・競走中止だった馬」も2014年以降[0-2-0-55]と期待を裏切りがちでした。
これらの条件を綺麗にクリアしているのはフライライクバード・アイアンバローズ・アンティシペイトの3頭。前走が好内容だったフライライクバードは特に楽しみです。
【5レース目 みやこS(阪神11R)】
ここ半年あまりの戦績がポイント。休止となった2018年を除く2014年以降を集計対象にすると「“同年4月以降、かつJRA、かつオープンクラスのレース”において4着以内となった経験のない馬」は[0-1-0-37]と苦戦しています。地方のダートグレード競走で活躍していたクリンチャーはともかく、他の該当馬は強調できません。
なお「前走の着順が2着以下、かつ前走の1位入線馬とのタイム差が0.9秒以上だった馬」は[1-1-0-33]。オーヴェルニュのように、大敗を喫した直後の馬は信頼できない印象でした。
メイショウハリオ・ロードブレス・メイショウムラクモあたりも侮れませんが、注目はやはりスワーヴアラミス。今夏にJRAの重賞を勝っている点は高く評価すべきでしょう。